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2017年秋華賞(GI)の出走予定馬紹介と予想オッズ

1週前時点出走予定馬

(※2017/10/1時点)
 
アエロリット
カリビアンゴールド
カワキタエンカ
サロニカ
ディアドラ
ファンディーナ
ブラックオニキス
ブラックスビーチ
ポールヴァンドル
ミスパンテール
ミリッサ
ラビットラン
リカビトス
リスグラシュー
レーヌミノル

 

出走予定馬紹介

アエロリット

今年のNHKマイルC優勝馬。その次走クイーンSも後続に0.4秒差をつける圧勝で、ここまで3歳GI・古馬混合重賞と2連勝している。

春クラシックは桜花賞に参戦し、6番人気5着。その後オークスには進まずに、NHKマイルCを2番手追走から押し切っている。

ここまでの7戦は、今回同様、いずれも横山典弘騎手が手綱を取っている。特に前走で見せた「大逃げからの、いったん引きつけてからの、突き放す」競馬には、典さんらしさが詰まる、(スポーツとしての)競馬の面白さを再認識させるに十分なものであった。(わからないと思うので、下掲レース映像をご覧ください(笑))

鞍上のレース支配はもちろんのこと、そのペース緩急が可能な器用さが同馬の武器のひとつでもあろう。また、クロフネ産駒らしい、9割くらいのスピードを維持し続ける能力はかなりのものを感じさせる。秋華賞が行われる京都芝2000mは、内回りコースで直線が短いため、道中流れて後続がなし崩し的に脚を使わされる展開になりやすいので、この馬にはお誂え向きだろう。

強いて不安点を挙げるとすれば、4走前・3走前に出遅れていること。先行してスピードを維持することが前提条件になる上では、出遅れは即アウト。2走前・前走はきちんとスタートできているので、杞憂であると思えばよいかもしれないが。

前走:クイーンS…1着/2枠2番

 

ラビットラン

アメリカ産馬のTapit産駒。血統を表面的にみる限りではかなり良血で、叔父にBertolini(ジェンティルドンナの母父)、近親で唯一日本でレースをしているアサクサゲンキは今年の小倉2歳S勝ち馬。父Tapitは北米で何年もリーディングサイアーに輝いた大物種牡馬だ。

父系がダート一色なだけに以前はダート戦に出走していたが、前々走から芝のレースに出走するようになり、その2戦でいずれも上がり最速での1着。

ここ2戦の芝レースだけでは完全に底を見せた感がないので、外国産馬でどのレベルまで芝・中距離路線を戦えるのか今後が要注目な一頭であることは間違いないだろう。

とはいいつつも、ここで考えないといけないのはこのレースのこと(当たり前)。

(高速馬場でのスピード持続力に優れる)米国血統が優秀な成績を収めている秋華賞の過去傾向を鑑みると、このレースの適性にずばりドンピシャ。とはいいつつも、出遅れ気味のスタートから猛然と追い込むこの馬のスタイルは、展開的にはかなり不向き。

血統傾向を純粋に受け止めれば、(日本で主流血統のディープインパクト・キングカメハメハ産駒ら切れ味鋭い差し馬より前の位置で)先行してスピードを持続する競馬が最も適しているはずなので、その辺りが底を見せていない印象に繋がっているのだろうと思われる。

このレースではおそらく先行する競馬に切り替えることはないだろうと思われるので、差す競馬でどこまで詰めきれるか。また、跳びが大きくコーナーで加速しながら捲っていく競馬が出来そうな印象もないため、"その辺りをユーザーがどこまで鑑みて予想しオッズに反映されるのか"次第で取捨選択が大きく変えていく必要がありそう。

前走:ローズS…1着/7枠14番

 

リスグラシュー

ここまで8戦して(2-3-2-1)。馬券圏外が1回だけと堅実な走りが目立つ。が3歳にして珍しくも、勝ち切れなさが印象的になってきた面もある。

ハーツクライ産駒だけに晩成型でいずれ大成する可能性はあるが、少なくとも前走のローズから数週間で一気に成長するかと言うと、それはない。

戦法的にも、先行することもできれば、後方から末脚を伸ばす競馬もできるタイプ。どちらかと言うと、過去8戦でいずれも上がり3Fで3位以内を記録しており、差し競馬を得意とすると考えてよいだろう。その上ではこのレースに不向きそうな印象を受ける。

コンスタントに使うことで有名な矢作厩舎の所属で、調教にも波がなく、その面で見てもわかりにくい馬。

切る決断はできないであろうが、中心に据えるほどの信頼も置けない馬券購入者が大半を占めるであろう。もしくは(逆張りで?)混戦の3歳牝馬戦線におけるこの堅実さを評価し、軸にする手もなくはないかもしれない。

前走:ローズS…1着/3枠6番

 

ディアドラ

3走前のオークスで9番人気の低評価にケチをつける如く4着に激走。ソウルスターリングらがいる中で上がり最速をマークしている。

次走は札幌競馬場での自己条件に出走し、きっちりと差し切って勝利。その次走、紫苑Sでは1番人気に応える勝利で、自身4勝目を重賞制覇で挙げている。

近2走は、やや力の要る馬場で行われたレースであったこと、3走前のオークスが2400mと長距離レースであったことを考えると、父:ハービンジャーの適性をストレートに引き継いでいる印象を受けるのが自然。

そのハービンジャー産駒は、基本的に高速馬場適性が高くない馬が多いので、例年のような晴れ・パンパンの良馬場でこれまでのような末脚が発揮できるかと言われると疑問の余地は残る。

しかし、2歳時にはファンタジーS(京都芝1400m)という短距離戦で3着に入着しているように、速めの追走での好走歴を持っているので対応が不可能ということはなさそう。

ソウルスターリングが秋天に出走するため、秋華賞ではルメール騎手が騎乗予定というラッキーに恵まれている。ハービンジャー産駒初のGI制覇なるか。期待が集まる。

前走:紫苑S…1着/8枠16番

 

ファンディーナ

ローズSの出走馬紹介時にも同じことを書いたが、本当に惚れ惚れする馬体の持ち主。

その前走では、外枠から掛かり気味に2番手を追走。直線を向いたところで持ったまま先頭に並びかける所までは良かったのだが、そこから伸びきれずラスト200mで完全に失速。後続にパラパラと抜かれていき6着という結果に終わった。

しかし、(調教師が乗り込みが足りていないと戦前から述べていたように)+22kgの馬体増、差し・追い込み馬が上位の多くを占めたレース展開(を2番手追走)、ディープインパクト産駒が得意なパンパンの良馬場ではなかったことetc…複数の言明の余地はある。

3戦目のフラワーCは特に圧巻で、重賞を持ったままに5馬身差圧勝する馬がGIを勝てない程度の器であることは考えにくく、能力や地力の高さにおいては現役でもトップクラスのものがあると考えるのが妥当であろう。

が、牝馬は一度勢いが崩れると立て直すのにかなり時間がかかることが一般的なため、3走前までの前途洋々の景色が今となっては少し遠くなってしまったのは事実としてはある。

調教師だけでなく、騎手もレース後に仕上がり切っていない点をコメントしていたので、レース前までに出てくる情報を精査してこの馬の仕上がり具合を判断する必要がありそうだ。

前走:ローズS…6着/8枠17番

 

リカビトス

ここまで3戦3勝。すべてのレースで上がり最速をマークしている(ちなみにすべてのレースで出遅れている)。主要路線以外からの参戦だと、この馬が第一の彗星候補だろう。

ディープブリランテ産駒だが、末脚の伸ばし方は祖父ディープインパクト譲り。外にすっと出して猛然と追い込み、前走の八ヶ岳特別はアーバンキットなど古馬のそこそこメンバーをきっちりと差し切っている。

6月の前走以来の休み明けとなるが、ノーザンファーム生産馬(のためノーザンファーム天栄経由でしっかり仕上がって出走できる)なので気にする必要はないだろう。

心配点はラビットラン同様に、コース適性の有無。出遅れて上がり最速の競馬で勝てるコースではないので、自らの競馬に徹するのか、これまでの競馬の型を崩すのか。そのあたりは陣営のコメントなどに注目していきたい。

前走:八ヶ岳特別…1着/3枠3番

 

予想オッズ

(※競中独自の評価基準で算出しています)
 

アエロリット 3.2
ファンディーナ 4.9
リスグラシュー 5.4
ラビットラン 6.7
ディアドラ 9.5
リカビトス 11.8
レーヌミノル 12.4
カワキタエンカ 20.3
ミリッサ 26.3
ポールヴァンドル 40.1
カリビアンゴールド 56.4
ミスパンテール 72.4
ブラックスビーチ 96.3
サロニカ 102.6
ブラックオニキス 125.4

 

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