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函館芝1200mのデータ分析!-函館SS・函館2歳Sの舞台!-

天皇
今回は、函館競馬場芝1200mのデータ分析!

(今週から開幕の)函館競馬場では3つの重賞が行われますが、その内の2つは芝1200mを舞台としており、重要度の高いコース!

ここでしっかりポイントを押さえて函館競馬に臨みましょう!!

2017年:函館芝1200mのデータ分析

いつもは、期間内の「人気別」成績や「脚質別」成績を上げていますが、今回はちょっと志向を変え………

「開催の進行度合い」を軸に、データを挙げていきます!

なぜか、と言いますと………

『どのデータも開催の前後半で大きく傾向が異なるから』です。

早速具体的なデータを挙げ、分析に入ります!

人気別

1~3番人気の過去2年での成績は以下の通り。可もなく不可もなく、といった印象です。

 

しかし、開催の前後(全6週を前後半で分けます)別でみてみると、

明らかな成績差が見られます。

開催前半(1~3週目:第1回函館開催)では、人気馬が信用できず波乱傾向高め。
開催後半(4~6週目:第2回函館開催)では、人気馬を信用してよい。

ということがわかってきます。

脚質別

別のデータとして「前走脚質」(6番人気~)を見てみると、
「前走3コーナー:5番手以内」だった馬は、小回りローカルらしく好成績。

そして、開催前後別の成績。

回収率に約3倍の開きがあります。

過去2年の函館芝1200mで、「前走3コーナー:5番手以内」を買うとプラスでした。
しかし後半は別世界。回収率53%は、標準を大きく下回ります。

データは出しませんが、開催が進むにつれ、差し決着の割合が増えます。

函館芝1200mは、開催前後で別世界な理由

このような傾向が出るのには大きく2つ、理由があります。
①.滞在競馬で対戦相手が固定化する
②.馬場荒化で、枠番・血統・脚質傾向が反転する

ことです。

①.滞在競馬で対戦相手が固定化する

函館競馬場には競馬場内に厩舎施設が備わっているため、輸送無しでバンバン競馬に使うことが出来ます。出走馬の大半は函館競馬場に滞在している馬になるので、
・相手関係の把握が格段にしやすくなる
・(開催後半になってくると、)出走馬の函館芝1200m実績が判明しているので適性もわかる

ことになり、
『能力・適性が上位の馬が上位人気に推され、好走する』ことが増えていくことになります。

一つの裏付けとして"前走が函館芝1200mではない馬"の、開催前後別成績を見てみると、

単勝回収率で約4.5倍、複勝回収率で約2倍差がついています。
開催前半は、別コース組(中でもどんなローテがよいかは後述)を狙い、
開催が進むのに合わせて、同コース実績を素直に評価する必要がありそうです。

 

前走の函館芝1200mで出したパフォーマンス数値を見える化してくれる無料指数はこちらより↓

②.馬場荒化で、枠番・血統・脚質傾向が反転する

『先行馬は開催前半で狙い目だが後半は買えない』ことは前述しましたが、血統(スピード系→パワー系。後述)・枠番(複雑(笑)。後述)にも前後半での傾向差が存在します。

血統

過去2年の上位6頭が以下の表のとおりです。

2位のヨハネスブルグ以外は、全部サンデー系です。

(大きなくくりとして)この父サンデー系、開催前後でみてみると…、

開催前半で強く、後半になると尻すぼみです。
サンデー系は、綺麗な馬場でのスピード比べに強く・馬場が荒れてタフさが要求されてくるとパフォ―マンスが低下する
傾向があります。

血統分析の最後に、開催後半になって強い種牡馬を挙げておくと、ヨハネスブルグ(代表産駒:ネロ)・スウェプトオーヴァーボード(代表産駒:レッドファルクス)、アドマイヤムーン(セイウンコウセイ)、フレンチデピュティ(クロフネ)、アドマイヤコジーン(スノードラゴン)と、短距離戦(特にGI)で強いタイプの馬が並びます。

開催の進行に随って、適性的には"真の(?)"スプリント能力が求められる、といった感じでしょうか。

枠番

枠番傾向は複雑、と記しましたが、開催の前後ではあまり差は出ません。通期では以下の通り。

1~3枠(内枠)の、開催前後別成績は以下。

内枠同様に、外枠でも大差は出ません。

"クラス別"にすると…枠番差が顕著に出ます。

クラス別枠番

まずは、未勝利戦

1~3枠の内枠馬の成績を開催前後でみていくと、開催前半に強いデータ。

未勝利戦は、能力差がほぼないので、枠番の傾向をもろに受けます。
開催前半の荒れていない馬場状態でなら、内有利ですし、後半は外有利になります。

で、
500万以上クラスでは、開催前半に外枠の成績が良くなります。(5~8枠の開催前後データ)

クラスが上がると、(午前中の未勝利戦で前残り多発→馬場的に前有利だと思うことで)超HPなレースになりやすく、結果的に先行勢が沈んで差し馬が台頭する傾向があります。で差すに適した外枠の成績が良くなっている、といった印象です。

データ分析まとめ

開催の進行に伴い…
・波乱傾向→人気決着傾向。
・他コース実績→同コース実績を評価すべき。
・先行馬→差し馬傾向。
・軽いサンデー系血統→渋い本格スプリント血統。
・未勝利は内枠→外枠。500万以上は外枠→内枠。

天皇
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