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2017年11月11日武蔵野ステークス(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今回は久しぶりにダートレースの情報になりました、武蔵野ステークスの過去の傾向とデータをまとめました。
武蔵野ステークスとは東京競馬場で開催されるダート1600mの3歳以上国際指定のレースとなっています。
近年で、は世代間で相性の良さがクッキリと表れるGⅠの前哨戦となっている。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔2・3・2・3〕
2番人気〔1・1・0・8〕
3番人気〔0・1・1・8〕
5年連続で好走し続けていた1番人気が昨年は馬券圏外に外れたが、通算成績はかなり良い。
逆に2・3番人気が全くと言っていいほどアテにならず、ともに馬券に絡んだのは2回のみという低迷ぶり。
これなら4度馬券に絡んでいる4・6番人気の方が信頼できる。
馬連の平均配当は4230円となっており、1番人気が絡んだ時でも3桁配当はなく、上位拮抗でヒモ荒れの傾向が強い。
前走クラス
過去10年間の主要ステップの成績をまとめると以下のようになりました。
グリーンチャンネルカップ組〔2・2・3・15〕
※旧ペルセウスステークス、エルコンドルパサーメモリアル
マイルチャンピオンシップ南部杯組〔0・4・0・10〕
最重要ステップはレース格を考えたらグリーンチャンネルカップ組と言えるだろう。
これに続くのがマイルチャンピオンシップ南部杯組で、2着4回というポイントは馬券購入のヒントになるだろう。
また、3着以内30頭中29頭が同年6月以降に出走しており、長期休暇明けはあまり期待できない。
年齢
過去5年間に限定すると、3着以内15頭中6頭を占めるのが3歳馬となっている。
15年は58kgの斤量をモノともせずにノンコノユメが勝利している。
成長力の違いで古馬に対抗している。
13・15・16年はユニコーンステークス、ジャパンダートダービーを連戦して、共に掲示板を確保した3歳が馬券に絡んでいる。
~社畜鳥の注目ポイント~
グリーンチャンネルカップ組
グリーンチャンネルカップは武蔵野ステークスと距離も異なり、グレードもオープン特別と格下。
GⅠ前の前哨戦となるここでは期待できないと人気が集まらない傾向にある。
よってグリーンチャンネルカップをステップに好走した7頭中6頭は4番人気以下で穴としても非常に妙味がある。
7頭に共通するのは前走で連対もしくは1番人気のどちらかで、両方に該当しない馬は除いても良いだろう。
前走距離
連対馬20頭中19頭が前走でダート1400m以上の距離を走っていた。
唯一の例外である09年2着の11番人気ダイショウジェットは2走前に東京ダート1400mで勝利していた。
高いコース適性でカバー出来た唯一の例と言ってよいだろう。
小細工が利かない東京ダートマイル戦では、一機の距離延長が悪影響を及ぼす。
斬り捨て御免!
エルムステークス出走馬
同じ年の夏に北海道へ参戦して、エルムステークスを経験した馬の成績は〔0・0・1・17〕と非常に相性が悪い。
14年3着のグレープブランデーはGⅠフェブラリーステークスを勝利していた実力派。
稀なケースと言えるだろう。
4歳馬
7歳以上の高齢馬も好走例は少ないが、年齢を考えると妥当というか期待はできない。
それよりも、出走頭数や馬券の妙味を考えると〔1・1・2・23〕の4歳馬のほうが疑ってかかったほうが良い。
11年以降は3着が2回のみとなっており、1・2番人気は〔0・0・0・5〕と全滅している。
軸馬・相手馬の狙い方【無料予想】
これまで馬券から外れた1番人気は全て4歳馬。
他の世代が主役になった場合は迷わず4歳馬は消してしまってよいだろう。
また、春の重賞路線で上位争いをしてきた3歳馬を軸にするのも方法の一つ。
相手馬の絞り方だが、連対した馬たちの前走での人気はいずれも1~4番人気だった。
低評価だった馬の巻き返しはこのレースではないと考えたい。
また、連対馬20頭中17頭が関西馬だということは忘れてはいけない。
関東馬が連対したのは1番人気か、騎手が外国人騎手だったときのみである。
相手馬の狙いは『西高東低』を基本に考えたい。