無観客競馬

JRA無観客競馬を実施!? 考えられる影響や懸念を解説

売上への影響

無観客競馬を行う上で最も懸念されるのは、売上の低下だろう。
先週行われたG1 フェブラリーステークスはコロナウイルスによる影響を受けたのか相関性は見えないが、
事実として入場人数は前年の83.4%と1万人程度減少したと発表がJRAからされている。

昨年は藤田菜々子騎手のG1初騎乗も相まって例年以上の人気を見せていただけに、
比較、判断することは難しいが、当日の府中市の気温も15度代だっただけにコロナの影響も少なからずあったと考えるのが筋だろう。

出走メンバーにも左右されるが売上も前年比91.3%とダウンしている。

入場人員と売上の関係

しかしながら、近年はネット投票の普及により全体的な競馬の売り上げは上昇傾向。

存続の危機から復活した高知競馬もネット発売の波にのり劇的な変貌を遂げておる。
実際に高知競馬場へ赴くと観客数はびっくりするくらい少ない。

JRAの正式なリリースから売上の70%がネット購入であることがわかっている。

現地に赴いても紙馬券ではなくネットで購入するユーザー層も加味すれば
売上に与えるインパクトとしては15~30%くらいが筆者の肌感である。

当然、今回の件でネット投票人口は増えるだろうし、
グリーンチャンネルを放送しながら経営している競馬バーなどには商機到来という別の見方もできそうだ。

オッズに与える影響

次に検討するのはオッズへ与える影響だ。

馬券の払い戻しは当然、売上から配分されているため売上が落ちれば払い戻しの総額も並行して落ちていく。

それだけでいえば、先ほど挙げた15~30%くらいの影響がと考えられるが、必ずしもそうではないと思う。

近年、netkeibaをはじめとした競馬系のwebメディアが増えたことや、JRA-VAN、targetなどのデータベースの普及率の増加、
twitterやnoteなど個人がSNSや媒体を通じて競馬に関する情報を発信する機会が増えてきた。

情報量が多くなればなるほど、予想の精度はあがる傾向にあり、荒れた決着になっても思ったほど配当がつかなかったりと、
数年前の競馬とは明らかに異なってきている。

端的に言えば、「競馬ファンの予想の質が上がっている」

今やAIで競馬予想をする時代で、配当的な妙味は年々下がっているようにも思える。

情報化が進む中で、逆行し現地で馬券を買わざるを得ないインターネットリテラシーが低い層が旨味を生んでいるとも考えられ、
ギャンブルでいうところの養分層がいなくなることで想定以上のオッズの低下も考えられる。

ただし、ネット購入が主力のWIN5については影響が少なく、ネット購入人口が増えそうな今回の流れでは良い風が吹いているかもしれない。

その他への影響

今回、考えられるそのほかへの影響は下記の通り。

その他への影響

  • 競馬場への来場を促すようなCMの放送休止
  • 専門誌やライターの取材制限による情報の不足
  • 無観客により、馬の精神的な負荷の低下
  • グリーンチャンネルおよび競馬中継番組の視聴率の向上

予想スタンスを変える必要がある

その他への影響で最も大切なのは、無観客になったことで馬の精神的な負荷が低下することだろう。

馬は臆病な動物であるため、物音や騒音に敏感で自身の走りに影響がでることが多い。
地方競馬では「二枚面」と呼ばれる2枚メンコを付けて音をシャットダウンするというテクニックが用いられるほど
パフォーマンスへ与える影響は大きい。

つまり、イレコミがちだった馬が無観客になることで精神的な負荷が軽減されパフォーマンスが上がる可能性が高いということ。

思わぬ激走がある可能性も高く、予想をする上で「無観客」という予想を重要なファクターとしてとらえる必要がありそうだ。

また、競馬新聞や専門誌にも載らない馬具の装着有無は普段パドックをみていればわかるが、
先に述べた「2枚面」など現地で注視しないと見えない要素は完全にシャットダウンされると考えた方が良さそうだ。

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