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2017年7月23日函館2歳ステークス(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今回は函館2歳ステークスの過去の傾向とデータをまとめました。
函館2歳ステークスは函館競馬場で開催される芝1200mの2歳国際特別指定レースです。
1・2番人気以外は混線必須となっており、前走函館組が絶対的な強さを誇る一戦となっています。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔3・3・0・4〕
2番人気〔4・1・3・2〕
1番人気は能力比較が難しい夏の2歳重賞にしては健闘しているが、イマイチ乗り切れていないのが現状。
1番人気よりも信頼できるのが2番人気で最多勝利数を誇っている。
3番人気以下は大混戦となっており、人気順での比較が非常に難しくなっている。
馬連の平均配当は5742円と高めの配当に思えるが、ガチガチの3桁配当から万馬券までと幅が広く、配当からの詮索は厳しいところ。
前走クラス
12年に施行時期が現在の7月に移った際に、前哨戦のオープン特別(ラベンダー賞)が消滅してしまった。
よって過去5年の前走クラスの成績をまとめました。
新馬戦組〔5・3・5・38〕
未勝利組〔0・2・0・15〕
地方勢組〔0・0・0・12〕
新馬戦組は出走頭数の6割を占めているが、3着以内15頭中13頭を占める驚異の成績だ。
未勝利組は2連対と目立たないが、2頭は9・11人気と配当の起爆剤となっている。
地方勢組は馬券に一度も絡めず惨敗となっている。
最近2年は新馬戦組が馬券圏内独占と、今年も勢いそのままに新馬戦の独壇場となるか。
前走距離
スプリント決戦ということで、1200m前後のレースを使ってきた馬が大半を占めるが、連対馬20頭中19頭は前走1200m。
馬券圏内に広げても30頭中27頭が前走1200mと独占状態。
前走ダート・芝1000mで圧勝していても、函館2歳ステークスではなかなか通用しないので要注意。
~社畜鳥の注目ポイント~
新馬組
過去10年のうち9回で、キャリア1戦の新馬組が勝利を収めている。
例外となった07年ハートオブクィーンを含めて、勝利馬10頭すべてがデビュー戦で勝利しているのも見逃せない情報だ。
新馬戦組で注目したい馬はデビュー戦で2着に0秒4差以上を付けていること。
前走場所
札幌単独開催だった09年を除いて、連対馬すべてが前走は函館で戦っている。
つまり地方馬を除けば函館デビュー組が上位独占という結果となっている。
前走が他の競馬場だと〔0・0・4・20〕と3着が限界。
ただ、前走他競馬場は出走頭数自体が少ないので、複勝率は悪くはないのが悩ましいところだ。
斬り捨て御免!
勝浦騎手
過去10年で7回参戦しているホッカイドウ競馬の穴メーカー『勝浦騎手』だが、函館2歳ステークスにおいては〔0・0・0・7〕と相性の悪さを見せている。
最高成績は5着で、昨年は5番人気のガーシュウィンに騎乗したが8着と惨敗している。
大型馬
過去10年で馬券に絡んだ30頭の最高体重は12年2着コスモシルバードの486kgで、490kg以上の大型馬の成績は〔0・0・0・15〕と壊滅状態。
デビュー戦と比べると多頭数でのレースになりやすいここでは、器用さに欠ける大型馬は苦戦を強いられているようだ。
軸馬・相手馬の狙い方
数字をみて信頼しても良いのは1・2番人気。
この2つは迷わず軸の候補にしても問題ないだろう。
1・2番人気ともに馬券圏内に入ったのは過去4回なので2頭軸マルチでも良いが、配当面を考えるとどちらか1頭を軸にしたマルチが良いだろう。
相手はデビュー戦で圧勝した馬を順当に入れていきたいところ。
また、前走他競馬場(福島・東京・阪神)を3着固定にするのも面白い買い方かもしれない。
1・2着には1・2番人気を置いて、他は手広く流して買いたいところだ。
2016年函館2歳ステークスのレース検証
函館2歳ステークスは最も早い2歳の重賞とあって、ローテーションが新馬と未勝利組しかないため、予想の要因が限られてくる。
※地方組も例外で出走可能
そこで大きな意味を持つのが持ち時計だ。
このレースは函館芝1200mで持ち時計がある馬が好走する傾向にある。
実際に函館芝1200mの持ち時計1位(1分9秒4)のモンドキャノンは2着に好走している。
稍重の場合は1分10秒台が水準以上となっている。
出走予定馬と予想オッズ
(※2017/7/15時点)
ナンヨープランタン 4.6
アリア 6.9
パッセ 7.1
スズカマンサク 8.8
デルマキセキ 9.8
ジェッシージェニー 10.2
ベイビーキャズ 11.9
カシアス 12.0
リンガラポップス 14.7
キタノユウキ 17.8
ウインジェルベーラ 20.3
モルトアレグロ 26.8