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2018年1月14日京成杯(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今回は京成杯の過去の傾向とデータをまとめました。
京成杯とは中山競馬場で開催される芝2000mの3歳馬、国際特別指定のレースとなっています。
近年では1番人気の信頼度が高く、複勝率70%と上位人気陣の中では一番信頼できるようだ。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔3・3・1・3〕
2番人気〔3・0・2・5〕
3番人気〔1・1・1・7〕
4番人気〔0・0・2・8〕
過去10年間で1番人気は複勝率70%と意外と信頼できる。
一方で、2・3・4番人気は勝率・連勝率ともに人気順に低下していく。
1~3番人気でのワンツーフィニッシュは過去10年間で3回あり、出走馬のレベルによって本命決着なのか穴馬が走るのか見極めが必要になる。
馬連の平均配当は3622円と波があるものの、平均を取ると至って普通な数字。
前走クラス
京成杯で連対しているステップレースは10レースに及ぶ。
最も連対数が多いのはホープフルステークス組、エリカ賞組、未勝利組の3連対となっている。
百日草特別組、葉牡丹賞組をエリカ賞組と同等に扱うのであれば、芝1800~2000mの500万特別組から6連対で最多と考えられる。
なお、朝日杯フューチュリティ―ステークス組からは2連対だが、中山競馬場での施工時代だった時のもので、GⅠに昇格したホープフルステークスと朝日杯フューチュリティステークスは傾向の変化が見られるかもしれない。
距離実績
寒さ厳しい季節の中山の芝2000mはよほどのスローペースにならない限り、上りがかかりスタミナを要求されるレースとなる。
マイルを得意とする馬でも、並みのスピードや瞬発力だけでは通用しない舞台なので距離経験の有無は要チェックとなる。
最低でも芝1800m以上で勝利の実績は欲しいところ。
~社畜鳥の注目ポイント~
ホープフルステークス組
07年以降、3頭の勝利馬を送り出したホープフルステークス組だが、GⅠ昇格後は期待外れな存在になってしまうのか!?
また、レース間隔や消耗度合いから出走馬が減少することも考えられるだろう。
上記の2つのパターンが考えられるが、12年以降の連対は15年2着ブラックバゴのみ。
今後も苦戦が強いられるのではないかと予想される。
穴パターン
下記の『波乱の神さま!』でも紹介するが、穴にはいくつかのパターンがある。
稀なケースとしては14年5番人気1着のプレイアンドリアル、09年13番人気3着のモエレビクトリー。
2頭に共通するのは門別のダート1700mで勝利があったということ。
これに該当する馬が出走していれば、人気薄でも相手馬の候補にするのも悪くないだろう。
斬り捨て御免!
キャリア3~4戦以外
過去10年間で連対馬20頭中17頭がキャリア3~4戦目で、これより多くても少なくても苦戦をしているようだ。
特に初レースとなる新馬組は全くアテにできず、昨年も2頭出走して⑧⑭着に敗れている。
このレースではキャリア2戦以下と5戦以上は迷わず消しても良いだろう。
休養明け・前走1月出走
過去10年間の3着以内30頭の前走を見てみると、12月が19頭、11月が8頭と27頭が11~12月に出走しており、10月と1月はともに2頭と大きく差が出ている。
また、9月以前は該当馬がいないので、休養明けと前走1月馬はバッサリ切ってしまおう。
波乱の神さま!
◎前走未勝利組
13年は雪の影響で順延となったが、前走未勝利組の⑦⑨番人気が1~3着に入り、過去10年で最も高い三連単の配当をもたらした。
16年は未勝利組のウムブルフが1番人気で5着と期待を裏切ったが、この組は人気薄でこそ狙える穴のパターン。
11年8番人気で2着のデボネアも同様で、この時期の3歳戦は勝利組も未勝利組もほとんど力の差がないと考えるのが普通。
それゆえに、人気の盲点となる未勝利組に注意が必要だ。
軸馬・相手馬の狙い方【無料予想】
軸馬は素直に1番人気としたいところ。
ただ、3勝という数字に迷いが生じるが、複勝率70%ということを考えれば十分だろう。
低人気でも激走する5・7番人気で穴狙いに徹するギャンブラーの方はこちらから軸馬を選んでも面白いだろう。
相手馬は多くなるが、芝180m以上で勝ち星があり、キャリア3~4戦が最低条件となる。
特に芝1800~2000mの500万特別組に魅力がある!
逆にホープフルステークス組は上位人気なら割引対象となる。