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2018年1月13日愛知杯(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今回は愛知杯の過去の傾向とデータをまとめました。
愛知杯とは中京競馬場で開催される芝2000mの4歳以上牝馬が出走する国際ハンデ戦となっています。
近年では波乱続きではあるものの、施行時期が変わって明け5歳が主力になるのではと言われています。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔2・1・2・5〕
2番人気〔1・2・2・5〕
3番人気〔0・0・2・8〕
16年から施行時期が約一か月移動したが、施行条件などに大きな変化は見られない。
1番人気は人気から見ると信頼度は低いが、過去3年間で2勝と近年は好調の様子。
2・3番人気に至っては全くと言っていいほどアテに出来ない。
上位人気の苦戦から予想できるように、馬連の平均配当は17633円と高配当なのも頷ける。
直近の5年間で3回の馬連万馬券が生まれている。
前走クラス
主要ステップの成績をまとめると以下のようになりました。
エリザベス女王杯直行組〔5・3・5・31〕
1000万条件組〔3・2・0・9〕
エリザベス女王杯直行組は1月移行後の過去2年間で好走馬は出ていない。
しかし、2年間の出走は5頭のみで、傾向が変わったと決めつけるのは時期尚早か・・・
ただ、17年1着マキシマムドパリはエリザベス女王杯9着から1600万2着の臨戦過程なので、今後はこのパターンが増えてきそう。
所属
所属している東西別の成績をまとめると以下のようになりました。
関東馬〔3・1・4・51〕
関西馬〔7・9・6・92〕
関東馬と関西馬を比較してみると、勝率はほぼ互角だが、連対率は関西馬が大きくリードしている。
ただし、馬券に絡んだ関東馬8頭は⑯⑥③⑬⑩⑧⑩⑥人気なので、波乱を巻き起こしている。
評価が高くなくても穴候補として注目しておきたい。
~社畜鳥の注目ポイント~
1000万条件組
16年は1000万条件組からは1頭のみ(14着)だったが、過去10年でも14頭と少数の1000万条件組だが、連対率36%は軽視はできない。
好走馬の前走着順のほどんどが1着なので、理想は1着・最低でも3着以内にしたい。
ただ、前走の評価は上位人気から人気薄とバラつきがあるので、距離も1600m~2400mと幅が大きい。
年齢
年齢別の成績をまとめると以下のようになりました。
4歳馬〔5・3・7・36〕
5歳馬〔4・3・1・48〕
6歳馬〔1・1・1・49〕
7歳以上〔0・0・0・10〕
施行時期が変わった16~17年は複数の5歳馬が馬券に絡んでいる。
12月から翌年1月に移動と考えれば中心が4歳から明け5歳に替わるのも納得出来るだろう。
斬り捨て御免!
斤量増の5番人気以下
前走から斤量が増えて好走した馬は6頭いるが、④①③④①③人気と上位に支持されていた馬ばかりで、⑤番人気以下だと〔0・0・0・23〕。
昨年も前走から斤量が1kg増えた5番人気ヒルノマテーラは13着に沈んでいる。
前走53kg以下
オープン特別組は〔0・1・2・27〕とそもそも勝利馬が出ておらず、好走確率も低い。
ただ、3着以内3頭の前走での斤量は54~55kgで、53kg以下の馬は〔0・0・0・18〕と全滅している。
いくら軽ハンデでも容易に手を出してはいけない。
波乱の神さま!
◎前走で4角4番手以内
中京コースが改修された12年以降の過去5年(15年は施行されず)の3着以内15頭中、前走4角4番手以内だった馬は半数近い7頭が該当している。
半数以上が二桁人気だから、穴を狙うなら先行できるタイプがベストと考えられる。
昨年、2着サンソヴ―ルはターコイズステークス10着から一変したが、前走も4角3番手から0.7秒差には粘っており、ハンデも据え置き。
前走は緩みのない流れだったが、ここではスローと展開も好転して2番手から追走して粘りを見せた。
軸馬・相手馬の狙い方【無料予想】
荒れるハンデ戦だけに軸馬選びは容易ではない。
ただ、直近2年は明けの5歳馬が活躍を見せているので、ここから選ぶのがベストだろう。
レース間隔は中2~6週で、前走重賞組なら当日は10番人気以内からマルチで流したい。
荒れることを予想して、多少買い目が多くても問題ないだろう。
相手馬は『斬り捨て御免!』に加えて、7歳以上の高齢馬、前走条件戦で馬券圏外の馬も外した方が良いだろう。