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2017年5月28日東京優駿(日本ダービー)の予想に使える傾向と過去データ

東京優駿(日本ダービー)の予想に使える傾向と過去データ

2017年日本ダービーの予想に役立つ傾向や過去データを公開していく。

一生に一度の晴れ舞台、日本ダービー。
2014年に生まれたサラブレッドの頂点を決める、全てのホースマンの夢の舞台。
今年は、波乱の皐月賞、手薄と呼ばれる牡馬路線。例年以上に混戦となった。

過去10年の傾向

それでは早速、過去10年のデータに注目していこう。

人気傾向

信頼度がイマイチとされていた1番人気(4-1-2-3)だが、13年以降は毎年馬券に絡んでおり、信頼度が増してきた
一方で、2番人気は(1-1-0-8)と過去10年で2連対しかなく信用できない傾向にある。

狙い目は過去5回連続で馬券に絡んでいて、1番人気と互角の勝率を誇る3番人気(4-1-1-4)。

また、過去5年の連対馬に注目すると、連対馬の全てが3番人気以内となっている。
直近傾向からは、人気薄が絡む可能性があるのは3着となる。

過去2年の三連単の配当は安いものの、他の年は極端に安いわけではないので、堅い傾向にシフト?したと言いきるのは難しい。
3着のヒモ荒れには警戒しなければならない

馬連平均は10178円と高額だが、10年以前の馬連万馬券3回が押し上げたもの。
近年の連対馬は堅い傾向にあるので、馬連での穴狙いは難しいか

"人気傾向"からのポイント

過去5年の連対馬は3番人気以内の決着。
・3着のヒモ荒れに期待。

 

前走傾向

主力路線は皐月賞組で(7-6-5-61)と過去10年の連対馬20頭中13頭がここから出ている。

つづいて、勝ち馬が出ていないことでおなじみの青葉賞(0-2-2-23)。
ローテーションの間隔が問題とされているが今年はどうか。

NHKマイルカップ組は(1-1-1-29)、
つづいて京都新聞杯組(1-1-1-20)となっている。

それ以外は07年のウオッカ(前走:桜花賞)以外連対した馬がおらず、(0-0-1-13)の成績で09年3着のアントニオバローズ(前走:プリンシパルS)以降7年間馬券に絡んでいない

注目したいのは京都新聞杯組で、馬券に絡んだ3頭はすべて12年以降の成績。
傾向の変化がありそうだ。

"前走傾向"からのポイント

基本は皐月賞組から選択、青葉賞組は2着まで。
・京都新聞杯組は近年好調で注意が必要
皐月賞、青葉賞、NHKマイルカップ、京都新聞杯組以外はかなり期待が薄い

 

皐月賞組の狙い方

主力を形成している皐月賞組

皐月賞で凡走した馬の巻き返しが気になるところだが、過去10年で掲示板外から巻き返した馬は5頭。
そのいずれにも共通しているのが、皐月賞の時に4番人気以内に支持されていたということ。

前走皐月賞で「4番人気以内・6着以下」→(1-2-2-3)複勝率62.5%、複勝回収率295%
今年の該当馬は…
カデナ、スワーヴリチャード
この2頭は皐月賞の凡走で人気落ちするなら、ぜひ狙いたいところだ。

逆に、皐月賞を人気薄で激走しダービーでも好走した馬は、7頭中2頭(1-0-1-5)。16年3着ディーマジェスティと、10年1着エイシンフラッシュが該当する(そういえば両年とも世代レベルが高いと言われていたような…)。

この際に注意したいのは、皐月賞を人気薄で凡走した馬は36頭出走し、一度も馬券になっていないこと。
前走皐月賞で「5番人気以下・4着以下」→(0-0-0-36)
今年の該当馬⇒アメリカズカップ、ウインブライト、クリンチャー、レイデオロ(!)、マイスタイル

ちなみに皐月賞で人気を背負って掲示板に入った馬は並の成績となっている。
・前走皐月賞で「4番人気以内・5着以内」→(5-4-2-17)複勝率39.3%、複勝回収率85%。

"前走皐月賞組"のポイント

人気を背負って凡走した馬の巻き返しが期待大
人気を背負わずに、馬券にならなかった馬は過去10年で全滅
・(人気問わず)好走した馬は、ダービーでも並程度に走る。

 

枠順傾向

1枠のワンツーで決まったオークス同様、ダービーも内枠優勢なのが過去の傾向。
1枠が5勝、2枠が2勝、3枠が1勝と、内枠に勝ち馬が偏っている。
・1~4枠→(8-5-6-60)複勝率24.1%、複勝回収率99%
・5~8枠→(2-5-4-88)複勝率11.1%、複勝回収率54%

特に7~8枠(1-2-2-54)は厳しく、連対馬3頭のうち2頭は1番人気(15年ドゥラメンテ、14年イスラボニータ)、もう1頭は逃げてインベタを走れた馬(07年2着アサクサキングス)。外枠はかなり厳しい戦いを強いられている。

"枠順傾向"のポイント

・内枠馬好走の多さが顕著に出ている。
・外枠である時点で大きく不利。それだけで減点材料になってしまう。

 

血統傾向

血統的には、やはりというべきかディープインパクト産駒が3勝。次位がキングカメハメハ産駒らの1勝であることを考えると、ディープインパクト産駒の舞台適性の高さを感じる。

特に昨年は1着マカヒキ・2着サトノダイヤモンド・3着ディーマジェスティがいずれもディープインパクト産駒。
また、ディープインパクト産駒の初年度産駒は11年からなので、実質6年間で3勝と2年に1回ダービーを勝っている計算に。
血統面では、やはりディープインパクト産駒を中心に考えたいレースだ。

次位以下のキングカメハメハ産駒(15年1着ドゥラメンテ)やステイゴールド産駒(11年1着オルフェーヴル)など、ダービーを勝つ馬の種牡馬は年間のリーディングでも上位に来るような名前ばかりとなっている。

"血統傾向"のポイント

ディープインパクト産駒は2年に1回勝っている計算。
その他の種牡馬も、年間リーディング上位がずらり。

 

生産牧場傾向

過去10年で連対が2度以上ある牧場は4つ。ノーザンF(3-5-4-44)、ノースヒルズ(2-0-0-0)(!)、社台F(1-2-2-24)、社台C白老F(1-1-0-9)が該当する。3/4で社台グループという(若干しらける)分布となっている。

ノースヒルズの2戦2勝(14年キズナ、13年ワンアンドオンリー)も驚きのデータ。
今年の該当馬⇒いない…(カデナ・クリンチャーの2頭は、馬主はノースヒルズ・生産牧場は他場)

特に、3勝しているノーザンファーム生産馬のレベルの高さは群を抜いており、16年は連対を独占、15年は4着以内すべてをノーザンファーム生産馬が占めるという結果に。
また、近5年で3番人気以内に推されたノーザンファーム生産馬は、(2-2-1-2-1-0)掲示板率100.0%。
今年の該当する可能性がある馬⇒アルアイン、アドミラブル、スワーヴリチャード、サトノアーサー

"生産牧場"のポイント

社台グループの強さが目立つ
特にノーザンファームの強さは特筆もの

2016年ダービーのレース検証

早い時期から"世代レベルの高さ"を指摘されていた昨年のダービー戦線。
皐月賞を7番人気ながらまさかの激走で優勝したディーマジェスティが1番人気。皐月賞3着のサトノダイヤモンドが2番人気、同じく2着のマカヒキが3番人気と、皐月賞の上位3頭が人気に推されていた。

レースは1000m通過が1分00秒0とほどよく流れる。
最後の直線ではラスト400mほどで先頭に立ったエアスピネルの斜め後ろからルメール騎手のサトノダイヤモンドが先頭をうかがい、その2頭の内で川田騎手騎乗のマカヒキが脚を溜めつつ前が開くチャンスを待つ。1番人気のディーマジェスティはその集団の1つ後ろから、蛯名騎手の猛烈なアクションに応えて脚を伸ばす。

残り300m地点で、少し内にささったエアスピネルサトノダイヤモンドの間を割るようにマカヒキ鞍上川田騎手もスパートを開始。残り200mとなった時点で、先に抜け出したエアスピネルが半馬身ほどリード。その後ろからマカヒキサトノが続き、そのサトノに1馬身ほどのところまで詰めてきたディーマジェスティの4頭の上位争いになりそうな勢い。

残り100m地点でマカヒキと、3番手サトノダイヤモンドが半馬身ほど他馬を引き離しマッチレースに。この100m間でエアスピネルはやや失速し、ディーマジェスティは差を詰めきれずにやや後退。
ゴールの瞬間までこの2頭の追い比べは続き、ほぼ鼻づらを併せた状態でゴール。

約10分ほどの写真判定の結果、川田騎手騎乗・3番人気マカヒキに軍配が上がる。川田騎手は男泣き。
馬はもちろんのこと、川田騎手・友道調教師にとってもこれが初めてのダービー制覇となった。

晴れてダービージョッキーとなったインタビューにて、自身の初ダービー制覇を差しおいて、一言目に『この馬がダービーをとってくれたことが何よりも嬉しい』と、(さも当然の如きドヤ顔で)答えたことが記憶に新しい。

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