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2017年6月25日宝塚記念(GⅠ)の過去の傾向とデータ
さて今回は今週末に迫った宝塚記念の過去の傾向とデータをまとめました。
宝塚記念とは阪神競馬場で開催される芝2200mの3歳以上国際指定レースとなっています。
上半期の総決算となる宝塚記念は1番人気が軸となる傾向があり、5歳牝馬の大健闘が見物だ!
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔2・4・2・2〕
2番人気〔2・2・1・5〕
3番人気〔1・1・2・6〕
4番人気〔0・0・1・9〕
1・2番人気の勝率はなんとも微妙なところだが、複勝率を見るとマルチで組み込むのが良さそうだ。
3・4番人気人気に至っては不振が続き、過去5年間は馬券に絡めていない。
二桁人気の勝利はなく、2着1回・3着2回と好走確率は低いので馬券の買い目も絞れそうだ。
馬連の平均配当は4247円とそこまで高くはないが、3桁配当は一度もなく万馬券も1度のみと中穴が主体となっている。
三連単も4桁配当はないが、半数以上が2万円台と極端な高配当は望めないだろう。
前走クラス
主要ステップごとの成績をまとめると以下のようになりました。
天皇賞・春組〔4・3・2・32〕
鳴尾記念組〔3・3・3・21〕
目黒記念組〔1・0・1・17〕
ヴィクトリアマイル組〔0・2・2・6〕
海外組〔1・2・1・11〕
海外組を含めた5レースで3着以内30頭中28頭を占めている。
天皇賞・春組と鳴尾記念組(11年以前は金鯱賞)は勝率・複勝率ともに好成績で軸として決めても良さそうだ。
また、鳴尾記念組(旧金鯱賞)の再先着馬は〔2・3・1・4〕と連対率50%の好成績。
波乱の神さま
近年牝馬の好成績が目立つようになり、特に5歳馬の活躍が著しい。
過去10年の成績も〔1・3・3・11〕となっており、13年以降は毎年馬券に絡んでいる。
また、牝馬ということもあり人気薄の傾向が強く、馬券的な妙味も十分持ち合わせている。
牝馬は過去10年で8回の出走があり、そのうち6回馬券に絡んでいることを考えると、人気の有無にかかわらず軽視はできないだろう。
特に円熟味の増した5歳馬は要チェックだ!
~社畜鳥の注目ポイント~
天皇賞・春組
天皇賞・春組で馬券に絡んだのは過去9頭で、前走の着順は掲示板入り6頭・掲示板外3頭となっている。
掲示板外3頭のうち12年オルフェーヴルは調教再審査明け、14年ゴールドシップはスタートで大きな出遅れとなっていて参考にはできない。
以上を考えると、距離が大きく短縮されても前走と成績は連動すると考えて良さそうだ。
年齢
過去10年間の年齢別の成績をまとめると以下のようになりました。
4歳馬〔4・3・6・37〕
5歳馬〔4・5・2・31〕
6歳以上馬〔2・2・2・50〕
やはり4・5歳馬が中心となってくる。
6歳以上の馬も複数勝利を挙げているが、出走頭数を考えるとかなり分が悪い。
12年以降は6歳以上馬の勝利はなく、若駒の台頭が目立ってきている展開だ。
ちなみに3歳馬は〔0・0・0・3〕で07年には1番人気のウオッカが8着と惨敗している。
切り捨て御免!
高齢馬
上記で挙げた通り6歳以上の馬は分が悪く、7歳以上になるとさらに厳しく〔0・0・0・28〕と壊滅状態。
馬券にすら絡めていない状態が続き、7歳以上の馬が最後に掲示板に載ったのも10年5着ネヴァブションが最後になっている。
前走下位クラス出走
前走が掲示板外でもGⅠからなら巻き返しは可能だが、GⅡ以下となると〔0・0・1・25〕とそう上手くはいかないようだ。
馬券対象になったのは08年3着インティライミのみで、16年は該当馬が2頭いたがともに二桁着順となっている。
さらに前走がGⅠ以外で5番人気以下だと〔0・0・0・24〕と全くアテにならない。
こちらは好走例の多い鳴尾記念組も含んでいるので要注意だ。
軸馬・相手馬の狙い方
軸馬の狙い方
1番人気が馬券から外れたのは07年3歳馬のウオッカ、15年6歳馬のゴールドシップの2頭なので、4・5歳馬であれば迷わず軸に据え置いて問題ないだろう。
また、鳴尾記念再先着馬は連対率が非常に高いので、1・2着においてなるべく買い目は減らしておきたいところ。
相手馬の狙い方
切り捨て御免!で挙げた条件に該当する馬をバッサリ切って問題ないだろう。
また、6歳以上が複数馬券に絡むことはほとんどないので、重ならないように注意したい。
相手馬といっても、主要5レースに絞って問題ないので下位クラスやほかのステップからの馬は切っても問題ないだろう。
天皇賞・春とGⅠ以外からなら前走掲示板まで、海外組は前走3着までが安心して購入できるライン。