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2017年9月18日セントライト記念(GⅡ)の過去の傾向とデータ
今回はセントライト記念の過去の傾向とデータをまとめました。
セントライト記念とは中山競馬場で開催される芝2200mの3歳国際指定のレースとなっている。
実績のある馬が多数出走するレースで、レースレベルがアップする菊花賞のトライアルとなっています。
実はこのレース、日本競馬界初の三冠馬となったセントライトを記念して1947年にこのレースが設立されたんです。
外国産馬は2007年より優先出走権が付与されるようになり、実績ある馬が数多く出走するようになりました。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔4・1・1・4〕
2番人気〔1・3・1・5〕
3番人気〔1・2・1・6〕
1番人気は複勝狙いというよりも1着狙いが実になる狙い方と言えるだろう。
近年では1年置きに勝利しているので、この流れだと今年は飛ぶ順番かもしれない・・・
2・3番人気は可もなく不可もない成績といったところ。
馬連の平均配当は3888円となっており、万馬券は過去10年間で1回のみ。
上位陣に大きな信頼は置けないが、理由もなく切り捨てるのは注意が必要だ。
前走クラス
主要ステップの成績をまとめると以下のようになりました。
ダービー組〔6・4・3・15〕
圧倒的な強さを見せているのがダービー組で、出走頭数からみても勝率、複勝率ともに軸馬候補となる。
連対馬20頭中10頭を占めており、複勝率は46%と高水準だ。
過去10年間で馬券に絡まなかったのは08・10・13年の3回のみで、いずれの年も出走頭数が1~2頭しかいなかった。
3頭以上出走した過去3年間は馬券に絡んだ9頭中7頭がダービー組と勢力を強めている。
西の神戸新聞杯と肩を並べるほどにまでレベルが向上している。
蛯名騎手
過去5年間で1年置きに1番人気を勝利に導いているのが蛯名騎手である。
通算成績は〔4・1・1・3〕と抜群の安定感を誇っており、3着以内6頭中5頭がセントライト記念までに重賞勝利を収めていた。
菊花賞のトライアル戦とはいえ、実力馬を上位に入着させる技術は素晴らしい。
該当馬がいれば迷わず買いたいところ。
~社畜鳥の注目ポイント~
ダービー組
皐月賞からダービーへの連続出走した馬の成績は〔5・3・2・4〕と複勝率71%は驚異の数字である。
レベルの高い春のクラシックを経験してきた馬はセントライト記念でも花開くといったところだろうか。
勝利した馬の半数を占めており、単候補の最有力と言えるだろう。
前走場所
過去10年間で馬券に絡んだ30頭は前走で芝1800m以上の距離を新潟・札幌・福島・東京のいずれかの競馬場で走っていた。
関東馬が優勢なレースであはあるが、ダート組以外で好走した関西馬も前走で新潟・福島を走っていた。
ダート組はもちろんだが、関西圏の競馬場と函館からの長距離移動組は割り引いて考えたい。
斬り捨て御免!
藤沢和騎手
藤沢和厩舎からは11頭出走しているが〔0・0・0・11〕と壊滅状態。
08年2番人気のクリスタルウイング、14年3番人気のサトノフェラーリがともに二桁着順と惨敗している。
名門厩舎もこのレースには相性が悪いようだ。
1勝馬
セントライト記念までに1勝のみの馬は〔0・0・0・14〕と斬り捨て御免!には相応しい成績(笑)
500万条件を勝利できずに挑戦した馬ならまだしも、重賞連対で賞金を積み上げてきた馬も苦戦しているようだ。
ダービーからの直行組の11年4番人気のユニバーサルバンクは11着に敗れている。
軸馬・相手馬の狙い方
軸馬として最も最適なのが、皐月賞からダービーへの直行組である。
1頭軸マルチで組みたいところだが、複数出走してきた場合は必ず2頭以上絡んでいるので2頭軸マルチという狙い方もある。
前走がダービーより前だった馬が好走した例は一度しかなく、休み明けは割引きか切り捨てても良いだろう。
蛯名騎手の好成績は上記で挙げた通りだが、他にも3勝している北村宏騎手も注意したい。
厩舎別では16年にディーマジェスティで勝利して通算3戦3連対となった二ノ宮厩舎をチェックしたい。
2016年セントライト記念のレース検証
1週前出走予定馬と競馬中毒本誌印
◎アルアイン
○セダブリランテス
▲クリンチャー
△サトノクロニクル
△ミッキースワロー
☆プラチナヴォイス
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