目次
2017年6月11日エプソムカップ(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今回は、今週末に控えたエプソムカップ(GⅢ)の過去の傾向とデータをまとめました。
エプソムカップとは東京競馬場で開催される芝1800mの3歳以上国際指定レースとなっています。
近年では順当な決着が多く、4歳馬が圧倒的に結果を出している本命向けの重賞レースとなっています。
人気のゆくえ
過去10年間での上位人気の結果をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔4・3・1・2〕
2番人気〔3・2・1・4〕
3番人気〔0・3・1・6〕
1・2番人気の絶対的な信頼感は購入する目安としてみても良いだろう。
1・2番人気の奮闘により3番人気が霞んでしまっているのが残念なところ。
ちなみに1・2番人気がともに連対を外したのは13年のみとなっている。
過去10年間で連対した20頭すべてが6番人気以上と堅いレースとして安定している。
馬連の平均配当も1326円と堅いレースだけあって堅実だ。
前走クラス
主要クラス別の成績をまとめると以下のようになりました。
マイラーズカップ組〔3・2・1・7〕
新潟大賞典組〔2・2・5・28〕
都大路ステークス組〔2・0・1・5〕※別定戦になった2010年以降
主要ステップの中で最も信頼できるのがマイラーズカップ組となっている。
続いて新潟大賞典組だが、出走頭数から見ると勝率・複勝率ともに説得力は低い。
しかし、新潟大賞典組のなかでも重賞勝ちの馬に限定すると〔2・2・3・12〕とまずまずの成績だ。
また、2010年に別定戦になった都大路ステークス組からも複数の勝利馬を輩出しているので要チェックだ!
関西所属騎手
過去10年の騎手の所属別成績をまとめると以下のようになりました。
関東〔3・2・8・115〕
関西〔6・8・2・20〕
関西騎手の複勝率は39%、関東騎手の複勝率は3.9%と10倍の差が出ている。
出走人数からみてもこの偏りは驚異的だ。
特に13・15年は関西騎手が3人参戦して馬券圏内独占と相性の良さが光った。
特に福永選手は〔2・3・0・1〕と絶好調。ぜひ、無条件で馬券購入しても良いだろう。
~社畜鳥の注目ポイント~
マイラーズカップ組
マイラーズカップ組の4歳馬の成績は〔3・1・1・4〕と相性は抜群。
3着以内の5頭すべてがマイラーズカップ後、安田記念を出走回避してエプソムカップに望んでいた。
同様の流れがあれば迷わず買いで良いだろう。
4歳馬
4歳馬の成績は〔7・5・2・20〕と圧倒的な相性の良さを見せている。
ステップやクラスに関係なく好成績を収めている。
クラス再編成の時期が変更された12年以降は〔4・3・1・6〕とさらに良い成績を収めている。
斬り捨て御免!
中1週
中1週のレースとなると主に目黒記念となるが、中1週での参戦は〔0・0・0・17〕と全くあてにならない。
特に目黒記念は2500mなので条件も合わないのでバッサリ切ってしまおう。
前走1600m~2000m以外
過去10年間の3着以内30頭すべてが前走芝1600m~2000mに挑んでいる。
上位以外の成績は〔0・0・0・33〕と馬券にすら絡めていない状態。
中には上位人気もいたので、人気に関係なく該当距離に入る馬は切り捨てよう。
軸馬・相手馬の狙い方
過去10年間の三連単平均配当は44383円と堅いレースだけあって落ち着いている。
10万円オーバーの配当となった08・12年も3着に二桁人気が入る形となっただけで、大きな波乱は見られない。
人気薄を馬券に絡める場合は3着までが限界だろう。
上記でも説明した通り、過去10年の連対馬20頭中すべてが6番人気以上なので、購入の仕方としては1・2着に人気馬、3着に下位人気を絡めた買い方で問題ないだろう。
2016年エプソムカップのレース検証
16年1番人気は4歳牝馬のルージュバック。獲得賞金2700万円のルージュバックとしては秋のGⅠ出走のためには賞金を稼ぎたいところ。
新馬から勝ち星に恵まれなかったが、秋のGⅠのためには絶対に負けられない一戦であった。
レースはやはりGⅠを経験しているだけあって堂々とした走りで、大外から豪脚を発揮しての圧勝となった。