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2017年12月24日有馬記念(GⅠ)の過去の傾向とデータ
さて、今回は有馬記念です。
いや~、早いもので今年も終わりますね。
収支は俄然マイナスですが、有馬で一気にプラスに転じる予定なので何も気にしておりません(笑)
有馬記念とは中山競馬場で開催される芝2500mの3歳以上国際指定の定量レースとなっています。
近年のグランプリは年齢制限があるのか!?そして勝負強い外国人騎手が狙い目のようです。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔5・2・1・2〕
2番人気〔2・0・2・6〕
3番人気〔0・0・1・9〕
日本競馬でもっとも諭吉先生が舞い散るこのレース、好メンバーが揃うだけに人気通りには収まりにくいと考えがち。
しかし、1番人気は勝率50%、複勝率70%と文句なしの成績で、買い手の評価と相違はないようだ。
だからと言って社畜達のような穴党の出番がないわけではない・・・
なぜなら、8099円という馬連平均配当が示しているように、ヒモ荒れという美味しい展開も充分あるようだ。
馬連平均配当が高いこともあり、2・3番人気は不振が続いており、10年に連対したのが最後である。
また、過去3年で馬券圏内に好走している4番人気は積極的に狙っても問題ないだろう。
三連単は10万超えが4回もある一方、4桁配当の堅い決着も2回と波はあるようだ。
堅い決着の時はいずれも単勝1倍台に馬が絡んでおり、この場合は点数を絞って買った方が得策だろう。
前走クラス
主要ステップの成績をまとめると以下のようになりました。
ジャパンカップ組〔3・4・4・53〕
菊花賞組〔2・1・1・7〕
天皇賞・秋直行組〔3・0・1・6〕
全出走馬の40%以上を占めているのがジャパンカップ組となっており、07年を除いて毎年馬券圏内に入っており、信頼度も非常に高い。
3歳馬の多くは菊花賞からの参戦となっており、出走頭数は少ないが3着以内4頭は過去5年に集中している。
天皇賞・秋直行組は過去10年で3勝とジャパンカップ組と同数だが、過去2年間は出走馬が出ていない。
直結しないステップの代表格はステイヤーズステークス組だが〔0・0・0・10〕と全滅している。
有馬記念と同じ中山競馬場の舞台で、ローテーションも悪くはないはずだが、3600mという長距離を走ったダメージは大きいようだ。
また、ステップレースとなっていた金鯱賞は今年から3月に移行された。
代わりに、従来のハンデ戦から別定戦に変更されるチャレンジカップ組の台頭が予想される。
~社畜鳥の注目ポイント~
ジャパンカップ組
最多勝利数を誇っているジャパンカップ組で特に注目したいのは、以下の条件に該当している馬だ!
●掲示板に入線した馬
●1~5番人気までに支持された馬
3着以内11頭中9頭が上記に該当していた。
例外馬2頭中1頭は11年3着のトゥザグローリーで前年の有馬記念3着馬というリピーターだった。
中山芝2500mに適性がある馬を除いて、ジャパンカップで低評価かつ凡走した馬は迷わず切っても良いだろう。
外国人騎手が大暴れ
有馬記念は優勝賞金3億円という、社畜達が一生手にすることのない高額レースとなっている。
どの騎手もそうだが、腕達者な外国人騎手たちも目の色を変えて挑んでくる。
外国人騎手の成績は〔1・6・4・22〕と勝利こそ少ないものの、馬券の約3割に絡む活躍をしている。
さらに注目したいのは人気別の結果である。
1~4番人気〔1・1・2・9〕
5番人気以下〔0・5・2・13〕
5番人気以下は絶対数が多いにもかかわらず、1~4~番人気よりも複勝率が高くなっている。
すなわち、人気のない馬が狙い目となってくるのだ。
11年以降に絞ってみると、外国人騎手で好走したのは⑦⑩②②⑨⑤人気となっている。
まさに傾向通りの結果となっている。
波乱の神さま!
波乱の主役として取り上げたいのは4歳牡馬である。
前年の菊花賞に出走せず、年明け後に重賞勝利かGⅠで連対したタイプは〔2・3・1・11〕となっている。
着外馬も11頭中4頭が掲示板に入る健闘を見せている。
菊花賞出走組の06年ディープインパクトや13年ゴールドシップ、15年1・2着馬など、前年の菊花賞で好走した組にも好走例がある。
しかし、人気面を考えれば当然不出走組に手が伸びるところ。
4歳になって力をつけてきた上がり馬は輝かしい実績に乏しいため、人気の盲点になりやすいのだろう。
同期の大将格・メイショウサムソンを蹴散らした07年9番人気1着マツリダゴッホ、1・2番人気に割って入った12年10番人気2着オーシャンブルーなどが該当する。
斬り捨て御免!
逃げ馬
道中、ハナを切っていた逃げ馬は軒並み二桁着順に敗れている。
小回りで後続の追撃が早い中山競馬場で、大一番の勝負となればそう簡単に逃げ切れないだろう。
馬券に絡んだ08年1着ダイワスカーレット、15年3着キタサンブラックほ共に前走でGⅠ連対をしていた。
状態の良さと実力が兼ね備わっていないと逃げ馬の台頭は厳しいようだ。
高齢馬
6歳以上の成績は〔0・1・3・31〕と総じて苦戦を強いられている。
07年3着ダイワメジャー、09年3着エアシェイディは2年連続の好走だったので、この条件での適性が高かったのだろう。
10年以降の過去6年は1頭も絡んでおらず、レース前に切り捨てても問題ないだろう。
4年連続の好走を目論んだ6歳馬の15年1番人気ゴールドシップも8着と惨敗している。
軸馬・相手馬の狙い方【完全無料予想】
軸馬の狙い方
15年1番人気のゴールドシップは年齢的に厳しかったうえに、単勝オッズ4.1倍と押し出された形だった。
これを除けば9回中8回が馬券対象なので、軸は1番人気で問題ないだろう。
もしくは11年以降、毎年馬券圏内に食い込んでいる(13年は出走馬なし)菊花賞組でも良いだろう。
10万円超えが過去10年で4回、単勝オッズ1倍台の1番人気でない限り、1頭軸マルチで攻めよう。
相手馬の狙い方
中山芝2500mは外枠不利が定石となっている。
特に15・16番枠は筋金入りの死に番で過去10年で4着が最高成績。
フルゲートの8枠は消しても問題ないだろう。
年齢別では3~5歳が対象で6歳以上はかなりの割引。
種牡馬で低調なのは〔1・0・0・10〕のディープインパクト産駒。
ディープインパクト自身も05年有馬記念で国内唯一の敗戦を喫しており、父仔揃っての鬼門となっている。
2016年有馬記念のレース検証
出走馬情報
有馬記念の出走馬情報をまとめたので良かったら参考までに。
最後に社畜鳥のなんとなく予想を載せてみました(笑)