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2018年4月7日 ニュージーランドトロフィー(GⅡ)の過去の傾向とデータ
皆さん、こんにちわ。
社畜鳥でございます。
今日はニュージーランドトロフィーの過去の傾向とデータをまとめました。
ニュージーランドトロフィーとは中山競馬場で開催される芝1600mの3歳牝・牡馬の国際指定レースとなっています。
近年ではファルコンS組が勢力を拡大しており、勝利のカギは前走の着順と人気にあるようだ。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔4・1・1・4〕
2番人気〔2・2・2・4〕
3番人気〔0・1・1・8〕
4番人気〔0・1・1・8〕
5番人気〔0・2・1・7〕
1・2番人気はともに複勝率60%で1番に至っては4勝と抜群の成績を残している。
しかし、3~5番人気は勝利がなく二桁人気が勝利するなど本命が飛んだ時は非常に難しい。
馬連の平均配当は10074円だが、2万円超えの配当が3回あるのに対し、10倍台が5回と堅いか荒れるかの両極端となっている。
前走クラス
過去10年間の主要ステップをまとめると以下のようになりました。
スプリングS組〔3・0・2・11〕
ファルコンS組〔3・1・4・28〕
500万条件組〔2・4・1・36〕
最重要ステップの位置づけにあるスプリングS組は12年以降に好走例がない。
昨年にいたっては出走馬すらいなかった。
替わって、近年台頭してきたのがファルコンS組で10年間で3勝、昨年は馬券圏内独占だった。
ファルコンSの距離が1400mに伸びたのも12年で、関連性は強まっているだろう。
前走500万条件組は連対数ではファルコンS組を上回っているので要注意だ。
前走距離
スプリングS組を中心に08~11年は距離短縮組が4年間で3勝、2着1回、3着2回と席巻していたが、12年以降で好走したのは14年2着ショウナンワダチのみ。
12年を境に傾向が変化したのは明らかで、昨年も共同通信杯4着のタイセイスターリーが4番人気に支持されたが7着に敗れた。
~社畜鳥の注目ポイント~
ファルコンステークス組
ファルコンステークスが1400mに延びた12年以降に好走した7頭の前走着順は①⑥④③⑥③②着で、前走評価が④②⑦⑤④⑥②人気だった。
昨年はファルコンステークス組が7頭いたが、4着以下の4頭は前走が12番人気4着、1番人気11着、5番人気12着、13番人気14着だった。
前走着順+人気で取捨選択が可能となる。
所属
所属別の成績をまとめると以下のようになりました。
関東馬〔3・4・4・78〕
関西馬〔7・6・6・53〕
勝率・複勝率は見ても関西馬が優勢のようだ。
さらに上位3番人気までの成績をまとめると以下のようになりました。
関東馬〔2・2・1・8〕
関西馬〔4・2・3・8〕
上位人気の信頼度に関しても関西馬の方が上回っているようだ。
斬り捨て御免!
中4週以上の前走500万組
500万条件組はファルコンステークス組に次いでの成績を残しているが、馬券に絡んだ8頭中7頭が中1~3週というデータがある。
中4週以上の馬は〔1・0・0・21〕と12年に勝利したカレンブラックヒルのみ例外となった。
ちなみにカレンブラックヒルは1番人気で2戦2勝の無敗馬だった。
馬体重460kg以下
中山競馬場で開催された過去9回で馬体重が460kg以下の馬は〔0・0・4・43〕と圧倒的不利な状況だった。
16年1番人気ながらも4着となったアストラエンブレムも馬体重456kgと小柄だった。
また、馬体重が前走より4kg以上増えた馬も〔0・0・1・18〕と苦戦している。
軸馬・相手馬の狙い方
軸馬はファルコンステークス組から選ぶのが妥当と考えたい。
ただ、過去6年間でファルコンステークス組が馬券に絡めなかった13・16年はシンザン記念、アーリントンカップのマイル重賞組から勝利馬が出ているので、1400~1600mの重賞組から選ぶ方が安全だろう。
しかし、高配当を狙うなら上位人気のマイル重賞組よりも、ファルコンステークス組一択の方が面白い。
相手馬は主要ステップを中心に拾いたいが、500万条件組は注意が必要。
500万条件組は前走人気と臨戦過程をよく見てからマークしよう。