京都芝1200mデータ分析
今週から2月以来の京都競馬が開幕します。
4・5月の京都開催では、天皇賞・春(GI)や京都新聞杯(GII)など、中長距離の重要なレースが数多く行われています。
と言っておきながら、今回は京都芝1200mのデータ分析。(過去2年)
データ分析
枠番
とにかく内枠が断然有利なコース。
京都芝1200mは、JRAの競馬場・コースの中でも有数の内枠天国コースです。
コース区分別
また京都芝1200mの中でも、コース区分(A,B,C,Dコース)による差が見られます。
(↑6番人気以下、コース区分別)
(綺麗なデータではないですが、)B<C<Dコース順で(=仮柵設置が外側であるほど)、内枠馬の複勝率・複回率が共に上昇しています(京都競馬場に限らず、仮柵位置が外側になるほどコーナーの外周距離が増えるため、外枠の馬はより外側を追走(=距離ロス)することになってしまうため)。
(↑こんな感じで、傷んだ芝をカバーするために移動柵を用いて常に綺麗な馬場でレースを行う。(A→Dで外周距離が増える→レース全体に占める曲線距離が増える→外枠不利が増す))
そして、今開催(4・5月の京都開催)はというと…
1~6日目→Cコース!
7~12日目→Dコース!!
内枠有利が色濃く出るはずです(といっておいて、福島芝1200m(前回のコース分析記事)は外差しが発生しなさそうです(笑))。
京都芝1200mの枠番のおまけ
ちなみに、(今走)京都芝1200mで外枠で凡走した馬は"次走"で確実に巻き返してきます。
↓前走「京都芝1200mレース(15頭以上立て)」を走った馬の、前走の枠番別・今走成績
今走(京都芝1200m)で外枠だった馬は、実力が足りなかったから凡走したのではないので、前走(京都芝1200m・外枠)着順が悪くなり、次走で過小評価されやすくなります。
このコースを走る時には内枠を狙って、次走は(前走のこのコースで)外枠だった馬を狙いましょう!
脚質
前走3コーナー位置
前走脚質(今回の脚質はレース終わらないとわからないので、前走脚質で代用)別で見てみると、
前走3コーナー位置取り(前走の前半3F順)別では、前走で先行していたタイプが高い回収率を残しています(逃げ馬が内ラチぴったりを走れるように、内枠有利なコース・レースは、必然的に先行馬に有利なコース・レースになりやすいです)。
前走上がり3F順位
前走の上がり3F別で見てみると、上がりを使える馬が有利な印象。
脚質まとめ
「前半で速いダッシュ力が使えること」、「後半で速い差し脚が使えること」は矛盾してるだろ!と思った方いるかと思いますが、
(前走上がり3F:3位以内(差し馬)、枠番別)
(前走3コーナー:5番手以内(先行馬)、枠番別)
前走3コーナー位置が前だった馬も、後半の上がり3Fの順位が上位だった馬も、内枠であれば好走でき、外枠であれば凡走しています。脚質云々というよりは、内枠でありさえすれば、先行タイプ・差しタイプを問わずに好走できます(→大事なのは、脚を使い方(=能力の有無・方向性)というより、枠が内か外か(=運の要素!)、ということ)。
ただ、「内枠であればよい」というわけではなく、内枠(1~4枠)でも、先行力ない(前走3コーナー:6番手以下)・差し脚もない(前走上がり3F:4位以下)馬は、
[1-7-8- 99/115]勝率0.9%・複勝率13.9%、単回値20円、複回値58円
と、並み以下の成績になっています。内枠であっても、先行力も差し脚もない馬(=能力不足馬)は買えない、ということ。
↑能力不足かどうかは、指数で代用が可能やねん。
ちなみに、外枠(5~8枠)、先行力ない(前走3コーナー:6番手以下)・差し脚もない(前走上がり3F:4位以下)馬は、
[4-4-8- 163/179]勝率2.2%・複勝率8.9%、単回値14円、複回値23円
と全消しでいい成績。
まとめ
今回は、"枠"と"脚質"しか扱っていませんが、
・内枠馬(1~4枠)
・脚質を問わず、先行力(前走3コーナー:5番手以内)or差し脚(前走上がり3F:3位以内)のある馬
この2条件を満たす馬を買い続けるだけで、
[30-21-19-153/223]勝率13.5%、複勝率31.4%、単回値128円、複回値127円
とボロ儲けやがな!!!!!!