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2018年3月3日 オーシャンステークス(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今日は3月最初の重賞、オーシャンステークスの過去の傾向とデータをまとめました。
オーシャンステークスとは中山競馬場で開催される芝1200mの4歳以上、国際指定のレースとなっています。
近年ではラピスラズリステークス組や中山芝1200m組が注目されており、内枠有利の展開が続いている。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔1・2・1・6〕
2番人気〔2・1・0・7〕
3番人気〔3・1・0・6〕
昨年は1番人気のメラグラーナが勝利したが、実は1番人気の勝利は07年のアイルラヴァゲイン以来10年ぶりのことであった。
連対率30%、複勝率40%では軸候補としては全くアテに出来ない。
2・3番人気からは複数勝利しているが、複勝率を考えると信頼度は高くない。
上位人気同士の決着は過去10年間で2回と中波乱の展開が多いようだ。
馬連の平均配当は9566円、万馬券も3回出ている。
前走クラス
連対馬のステップレースは全部で12レースある。
最多4連対を誇るのがシルクロードステークス組、3連対のラピスラズリステークス組と阪神カップ組が続いている。
上記の3レースで10連対と半数を占めており、主要ステップはこの3レースと考えていいだろう。
ただし、名称の違う1600万特別組をひとつと考えると、こちらの1着馬から3連対しているので、準ステップレースと考えて良いだろう。
1番人気での敗走
1番人気の成績が悪いのは前項で記述した通りだが、着外となった6頭の共通点を探ってみよう。
連対馬20頭中9頭が年明け初戦だったが、9頭中6頭は12月に出走していた。
休み明けが大幅な割引となるわけではないが、1番人気の着外馬6頭中4頭の前走は11月よりも前だった。
つまり、前走が11月よりも前の1番人気は要注意だということが分かる。
~社畜鳥の注目ポイント~
シルクロードステークス組
最多4連対を誇るシルクロードステークス組、しかし近年ではその勢いが衰えつつあるようだ。
13年2着のダッシャーゴーゴー以来連対馬が出ていない。
しかも〔0・4・2・49〕と勝馬が出ていないのは非常にマイナス要素である。
最重要ステップであるにも関わらず、頭から狙えないのが痛い。
ラピスラズリステークス組
近年不調のシルクロードステークス組に替わって台頭してきたのが、このラピスラズリステークス組である。
過去5年間で3勝と絶好調で、3勝のうち2勝がサクラゴスペルがマークしている。
近走の中山芝1200mの結果と連動しても不思議ではない。
なお、1600万下特別組の勝利馬2頭も前走は中山芝1200mであった。
斬り捨て御免!
前走逃げ馬
前走で逃げて、ここでも連対した馬は15・16年で2着となったハクサンムーンのみ。
前走で逃げて2着の10年ショウナンカザンと11年レッドスパーダは共に1番人気で⑯③着となっている。
前走の着順が良くてもアテにはできない。
斤量57kg
負担斤量57kgの成績は〔0・0・2・19〕と不振が続いている。
57kgよりも重い58~59kgでも①⑤①②着と勝利馬が出ている。これはキセノサンシャインのようなGⅠ級の馬なら克服できるが、中途半端な成績の馬だと負担にしかならないようだ。
軸馬・相手馬の狙い方【無料予想】
上位人気の定まらない成績により、軸馬の選定が非常に難しい。
ステップから選ぶなら、近年好調のラピスラズリステークス組、もしくは前走中山芝1200mの1600万特別組が候補となるだろう。
また、内枠の成績が非常に良そこから相手馬を選ぶのが一番楽な方法だろう。
過去10年間で連対馬の内枠の方は⑥①③⑤②⑤①④②②番枠が絡んでいる。
そして、その人気は10頭中7頭が1~4番人気となっている、
内枠で上位人気であれば、積極的に狙っていきたい。