目次
2017年8月13日エルムステークス(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今回はエルムステークスの過去の傾向とデータをまとめました。
エルムステークスとは札幌競馬場で開催されるダート1700mの3歳以上の国際指定レースとなっています。
近年の軸候補は1~3番人気となっており、オープン特別組と交流重賞組が奮闘しています。
エルムステークスの「エルム」とは「ハルニレ」というニレ科の植物の英語名です。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔2・0・4・4〕
2番人気〔4・1・0・5〕
3番人気〔3・1・1・5〕
1番人気の複勝率60%は一見良さそうだが、勝率20%は軸馬としては不安要素。
それなら、まだ2・3番人気から選んだ方が連対率・勝率ともに希望がある。
1着馬は16年7番人気のリッカルドを除いて1~3番人気から出ている。
上位人気陣の好成績から馬連の平均配当は3981円と堅く、20倍に満たない年も4回で波乱は期待できない。
1番人気確実馬→テイエムジンソク
前走クラス
主要ステップ別の成績をまとめると以下のようになりました。
しらかばステークス〔2・1・3・16〕
オープン特別組〔5・3・5・51〕
交流重賞組〔3・4・3・14〕
1600万条件組〔2・0・1・3〕
12年まではしらかばステークスが主力だったが、現在では様々なレースから参戦するので主要レースと呼ばれるものは存在しない。
クラス別に見ると、オープン特別組が8連対、交流重賞組が7連対とハイアベレージ。
1600万条件組も出走頭数が少ないが2勝を挙げるなど、健闘している。
年齢
年齢別の成績をまとめると以下のようになりました。
4歳馬〔4・1・4・12〕
5歳馬〔5・2・3・21〕
6歳馬〔1・2・1・29〕
過去10年間で勝利しているのは上記で挙げた4~6歳馬のみ。
4歳馬は出走頭数が少ないが大健闘している。複勝率42%、勝率19%は文句なしの成績で軸に据えても良さそうだ。
ただし、15年以降は4歳馬自体の出走がなかった。
4歳馬→コスモカナディアン、ロンドンタウン
4歳馬の出走がなかった15・16年で頭角を現してきたのが5歳馬である。
15年ジュベルムーサ、16年リッカルドと2年連続で5歳馬が勝利している。
今年は4歳馬と5歳馬の脂ののった世代の激突が見れるのか期待したい。
5歳馬→テイエムジンソク
~社畜鳥の注目ポイント~
オープン特別組
主要ステップ別でも紹介した通り、好走馬も多く輩出しているオープン特別組だが、10番人気以下の成績は〔0・1・0・20〕と馬券圏内は1頭のみなので、4~9番人気でも〔0・2・1・28〕と今一つの成績。
1~3番人気は〔5・1・4・5〕と複勝率67%とかなりの好成績。
やはりオープン特別組の下位クラスでは人気がないと好走は厳しい。
オープン特別組から選ぶ際は人気も考慮していきたい。
岩田騎手
エルムステークスの勝利の伝道師といったらまさに岩田騎手でしょう。
その成績は〔4・1・0・1〕と勝率66%、複勝率83%となにかあるのではと疑ってしまう成績ですね(笑)
連対した5頭は③①⑤③②人気と上位人気ながらもしっかりと成績を収めています。
昨年は2番人気ジュベルムーサが7着に敗れてしまったものの、岩田騎手が騎乗する馬はしっかり押さえておきたい。
(前走)岩田騎手→インカンテーション
斬り捨て御免!
前走二桁着順
前走二桁着順以下の成績は〔1・0・1・22〕で唯一の連対は新潟開催時の09年1着マチカネニホンバレのみ。
クラスが不問のため、以外に人気を集めるケースもあり、昨年は3番人気4着ロワジャルダンが該当している。
前走二ケタ着順→ロンドンタウン
リピーター以外の高齢馬
高齢馬の年齢別成績をまとめると以下のようになりました。
7歳馬〔0・4・0・17〕
8歳以上〔0・0・1・14〕
7歳馬は優勝馬こそ出てなものの、4連対と比較的健闘している。
しかし、8歳以上は15年3着エーシンモアオバー以外は全滅となっている。
高齢馬でリピーター以外であればバッサリ切っても問題ないだろう。
7歳以上の高齢馬→クリノスターオー、インカンテーション(いずれも過去に同レース実績あり)
軸馬・相手馬の狙い方
全体的に先行馬の好走が目立つレースで、馬券圏内に入った30頭中、4角4番手以内にいた馬は26頭にも及ぶ。
そのため、先行型の馬を中心に組み立てていきたい。
さらに、オープン特別組の上位人気陣か岩田騎手騎乗の馬が該当すれば迷わず軸に据えていところ。
相手馬は4・5歳馬を中心に『~社畜鳥の注目ポイント~』で紹介した馬に該当すれば積極的に取り入れたい。
ただし、中1週以内の馬は〔0・0・0・12〕なので切り捨てよう。
三連単の平均配当は61311円で、5万円に満たない年も5回あった。
買い目は広げすぎないように購入したいところ。
2016年エルムステークスのレース検証
1週間前時点の競馬中毒本誌印
◎テイエムジンソク
○ピオネロ
▲クリノスターオー
☆インカンテーション
△ロンドンタウン
↓17年エルムSの出走予定馬と予想オッズはこちら!!
↓今話題のDMM一口"バヌーシー"の最新情報まとめはこちら!!