目次
2017年10月29日天皇賞・秋(GⅠ)の過去の傾向とデータ
さぁ、やってまいりました、秋のGⅠ戦線!
今回は天皇賞・秋の過去の傾向とデータをまとめました。
天皇賞・秋とは東京競馬場で開催される芝2000mの3歳以上国際指定のレースとなっています。
1番人気の安定感は抜群で、年齢とステップをしっかり押さえれば少ない点数で高配当を狙えるレースとなっています。
当たるとは言っていないです・・・狙えるだけです、はい。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔5・2・2・1〕
2番人気〔0・3・2・5〕
3番人気〔0・0・2・8〕
4番人気〔0・1・0・9〕
5番人気〔4・0・0・6〕
1番人気は勝率50%・連対率70%・複勝率90%とまさに鉄板と言った成績だ。
唯一馬券圏外になった11年ブエナビスタでも4着と掲示板は外さず、抜群の安定感を誇っている。
2番人気は複勝率50%と及第点といったところか。
3番人気に関しては連対馬が出ておらず、4番人気にしても馬券に絡んだのは一度だけなので信頼度は低い。
それならば、好走か凡走か極端な5番人気の方がアテにできる。
天皇賞・秋は上位人気で決着することが多く、狙えるのは基本的に1~7番人気まで。
8番人気以下で馬券に絡んだのは15年10番人気のステファノスのみ。
馬連の平均配当は4840円で万馬券がだたのは09年の1回のみ。
三連単の平均配当は70296円で10万円以上の配当は4回あるものの、1・2番人気が揃って馬券圏外に沈んだ年はなく、極端な穴狙いは禁物だ。
前走クラス
主要ステップの成績をまとめると以下のようになりました。
毎日王冠組〔5・4・4・46〕
宝塚記念直行組〔2・3・1・14〕
札幌記念組〔2・0・1・11〕
京都大賞典組〔1・0・0・15〕
毎日王冠組は過去10年間で5勝あげており、毎年必ず1頭以上馬券に絡んでおり最重要ステップとしての地位を築いている。
毎日王冠組でも年齢別に分けてみると、4歳馬〔2・3・1・8〕、5歳馬〔2・0・1・10〕と連対馬はこの2世代に集中している。
宝塚記念直行組はレース間隔が空いているものの、同じGⅠだけあって軽視はできない。
他にも複数連対馬を輩出しているのが札幌記念組で、馬券に絡んだ3頭は前走で2着以内に好走しており、3着以下に敗れているようだと上位争いは厳しい様子。
京都大賞典組は馬券に絡んだのは15年1着のラブリーデイのみ。
2400mという距離もあってか、2000mの天皇賞・秋とは結びつきは弱い。
黄金世代
年齢別の成績をまとめると以下のようになりました。
3歳馬〔0・2・2・9〕
4歳馬〔4・6・2・30〕
5歳馬〔6・2・4・35〕
6歳馬以上〔1・0・2・69〕
勝ち馬は4・5歳馬の2世代からしか出ておらず、特に4歳馬は当日1~5番人気に限定すると〔4・2・3・10〕と高確率で好走する。
3歳馬は出走頭数は少ないものの、上の世代相手でもある程度は通用するようだ。
馬券に絡んだ4頭はいずれも当日1~4番人気で、支持を集めていれば買えるだろう。
4・5歳馬の活躍が目立つ分、しわ寄せを食うのが6歳馬以上。
6歳馬以上からはほとんど期待できないが、馬券に絡んだ3頭はぜんそうで重賞を勝利していた。
逆に6歳以上で前走敗れていると〔0・0・0・59〕と全くアテにならない。
~社畜鳥の注目ポイント~
宝塚記念組
春の祭典。宝塚記念からの直行組は6頭が馬券に絡んでいる。
その6頭の前走着順を見ると②⑤②②③⑨着で唯一、掲示板を逃したのは前年の天皇賞・秋で2着に好走し、東京のGⅠで3勝をあげていた14年2着のジェンティルドンナだけだった。
宝塚記念組で狙えるのは基本的に前走で掲示板に載った馬と考えて良く、東京でGⅠを複数勝利しているような実力馬以外は消してしまってもいだろう。
波乱の神さま!
東京競馬場は最後の直線が長いので、速い上がりを使えないと上位進出は難しい。
天皇賞・秋でも08年以降は最速の上がり3ハロンをマークした馬が馬券に絡んでいる。
同じコースで行われる毎日王冠組で前走上がり3ハロンが最も最速だった馬は本番で〔3・2・0・6〕となっている。
この中には、09年5番人気カンパニー、13年5番人気ジャスタウェイ、14年5番人気スピルバーグが含まれており、単勝回収率は驚愕の327%となっている。
複勝の回収率も100%を超えており、今後も無条件で購入しても良さそうだ。
斬り捨て御免!
大外枠
15番枠より外の馬番は〔0・0・2・30〕とアテにならない。
11・12年と連勝した12番枠や08年の優勝馬ウォッカが入っていた14番枠などは外目の枠ながら活躍している。
しかし、15~18番枠の大外枠となるとなかなか活躍できていない。
15番枠より外枠で連対したのは18番枠の03年2着ツルマルボーイが最後で、二連勝式では買えない。
オールカマー組
9月に中山競馬場で開催されるオールカマー組は〔0・0・0・26〕と全滅している。
出走頭数は最重要ステップの毎日王冠に次いで多く、GⅡというハイランクでもあるのに全く結果が出ていない。
また、前走がGⅢ・オープン特別組は〔0・0・1・13〕とこちらも壊滅状態。
唯一、馬券に絡んだのが07年3着のカンパニーのみで、08年以降は全滅している。
さすがに、GⅠの頂上決戦では下位グループの奮闘は厳しい・・・
軸馬・相手馬の狙い方【無料予想】
軸馬の狙い方
軸馬には複勝率90%を誇る1番人気がベストだろう。
過去10年で馬券から外れたのは11年に牝馬からの参戦となったブエナビスタだけだった。
牡馬なら〔3・1・1・0〕となり、1着馬3頭は4・5歳馬で2・3着は3歳馬だった。
1番人気の年齢によって1着固定なのかマルチにするのか分けたいところ。
また、M・デムーロ騎手は4回騎乗して①③⑤②着と一度も掲示板を逃していない。
もし1番人気が牝馬ならこちらから軸にするのも良いだろう。
相手馬の狙い方
基本的に下位人気が好走することはないので、7番人気ぐらいまで押さえていれば問題ないだろう。
唯一8番人気以下で馬券に絡んだのが15年2着のステファノスのみ。
ステファノスは好調な毎日王冠組の4歳馬だったことから、馬券に絡む可能性は十分あった。
該当する馬があれば、下位人気でも復活して相手にいれたい。
上位人気でも6歳以上で前走負けている馬やオールカマー組、GⅢ組、オープン特別組は消しても問題ない。
【平成の盾男】と呼ばれる武豊騎手は10年以降に限定すると、⑨⑦⑧⑩⑤⑨⑫着と不振が続いている。