2017年天皇賞春はサトノかキタサンか!?
高松宮記念から春のG1シーズンは開幕したが、どのレースも一波乱ある決着。
天皇賞春はサトノダイヤモンドとキタサンブラックの2強対決となりそうだが、どちらが強いのか、
はたまた、伏兵の登場はあるのか。徹底的に見ていこう。
サトノダイヤモンド
神戸新聞杯から菊花賞、有馬記念、阪神大賞典と4連勝で天皇賞春に挑むサトノダイヤモンド。
ダービーも蹄鉄が外れるアクシデントの中、マカヒキに迫った能力の高さは非凡だ。
ディープインパクト産駒は芝3000m以上の成績が不振と言われてきた中、菊花賞、阪神大賞典と余裕で勝ってきたのだから、
3200mでもこなせると見るのが賢明だ。
しかも、菊花賞馬同士の天皇賞春対決では、過去12回で10回年下の馬の勝利で決まっており、有馬記念でキタサンブラックを下した力は決定的か。
有馬記念のゴール前映像を見てもらえば分かるが、武豊騎手がゴールでサトノダイヤモンドを見ている。
勝ちパターンと確信した武豊騎手は驚きを隠せていない。
キタサンブラック
名手武豊が騎乗するキタサンブラック。
菊花賞の勝利から昨年の天皇賞春、逃げ切ったジャパンカップ、大阪杯とG14勝とサトノダイヤモンド以上の実績を持っている。
絶妙な武騎手のペース配分に適した脚失を持ち、自分の形に持ち込めれば非常に強い1頭。
そもそも一昨年の有馬記念も負けており、中山競馬場ではパフォーマンスが落ちるタイプである可能性が高く、(東京向きか)
昨年の有馬記念の結果からサトノダイヤモンドとの勝負がついたとの見方はまだ早いだろう。
昨年勝っているレースであるし、京都替わりはプラスになる。
本当に2強なのか
本当に2強い対決と判断するのはこちらも時期尚早と言える。
長距離戦ということで、枠順の影響が強いレースであり、2強がマイナスとなる枠順に入る可能性は無いとはいえない。
怖いのはサトノダイヤモンドではなかろうか。
ディープ産駒のパフォーマンスは芝3000m以上で落ちる傾向にある。
とはいえ、菊花賞、阪神大賞典の勝利と距離の克服はできているのも事実。
では、サトノダイヤモンドは能力が抜けている例外ということなのだろうか・・・
馬は血で走ると言われている生き物だ。
サトノダイヤモンドも他ならぬディープインパクト産駒。
決して長距離が向いている血統ではなく、克服した距離から1ハロン伸びる今回は最後に甘くなる可能性があるのではないか。
すると差し馬に足元をすくわれるシーンが浮かぶ、
シュヴァルグランやシャケトラ?と思っているが、枠順を加味した上で金曜か土曜に予想記事として結論を出したいと思う。
1週前のキタサンブラックとサトノダイヤモンド
1週間前追い切りのタイムは下記の通り。
・キタサンブラック
栗東CWで6F 82秒7-38秒1-11秒7
ゴール前追う
・サトノダイヤモンド
栗東CWで6F 82秒8-38秒3-11秒8
ゴール前追う
共に好調のようだ。