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2018年1月6日中山金杯(GⅢ)の過去の傾向とデータ
新年一発目の傾向とデータは中山金杯でございます。
中山金杯とは中山競馬場で開催される芝2000mの4歳以上国際指定のハンデ戦となっています。
近年では1番人気が強く、軽量馬は不振が続いている。
ハンデ戦ではあるが、波乱はあまり期待できないようだ。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔3・1・3・3〕
2番人気〔2・2・0・6〕
3番人気〔2・0・0・8〕
1番人気はトップハンデの馬も含まれているが、複勝率70%はなかなかの数字。
13年以降は5年連続で馬券に絡む好調ぶりを見せている。
2番人気まではまずまずの成績だが、3番人気となると大きく凡走するケースが増えてくる。
馬連の平均配当は2719円と落ち着いており、ハンデ戦でも万馬券は1度も出ていない。
ハンデ戦とはいえ、上位人気の圧倒的な強さが際立っており、波乱はあまり期待できない。
前走クラス
主要ステップの成績をまとめると以下のようになりました。
中日新聞杯→金鯱賞組〔3・2・2・17〕
ディセンバーステークス組〔1・3・1・23〕
12月に裏開催で行われる中日新聞杯から金鯱賞へと進んだ馬は14~16年にかけて3年連続で連対している。
昨年末より6年ぶりに中日新聞杯が再び12月に戻ってきたが、09~12年に4年連続で馬券に絡んできており、裏開催中距離重賞組が重要なステップであることに変わりはなさそうだ。
また、オープン特別のディセンバーステークス組も下位ランクでも健闘しており、昨年は馬券圏内を独占している。
騎手
近年では川田騎手と外国人騎手の調子が非常によい!
川田騎手は08・09年とアドマイヤフジで連覇を達成するなど、4回騎乗して①①③⑨着と絶好調。
また、外国人騎手は〔2・2・1・3〕と15年にはワンツー決着と活躍が目覚ましい。
特に13年から3年連続で馬券に絡んでいるF・ベリー騎手が騎乗する馬は是非とも馬券に入れたい。
~社畜鳥の注目ポイント~
ディセンバーステークス組
昨年は馬券圏内独占となったディセンバーステークス組。
取捨選択の判断に重要なのが、着順となってくる。
前走6着以下で馬券に絡んだのは12年のダイワファルコン(ディセンバーS 1番人気)のみである。
前走5着以内なら〔1・2・1・9〕、さらにハンデ56kg以上に限定すると〔1・2・1・4〕と信頼度はグッと上がってくる。
キングカメハメハ産駒
キングカメハメハ産駒は7頭出走して〔2・0・1・4〕と2勝をあげている。
当日1~5番人気に支持されている場合は③①①着と確実に好走している。
また、母父サンデーサイレンスも〔1・5・2・17〕と好走している。
こちらは⑧⑪番人気で2着があり、たとえ人気薄でも必ずマークしておきたい。
斬り捨て御免!
ハンデ53kg以下
トップハンデの馬は13年から5年連続で馬券に絡んでいるのに対して、ハンデ53kg以下の馬は〔0・0・0・29〕で、15年アイスフォーリスの5着が最高成績。
ハンデ戦だが、安易に軽量馬に飛びつくのは非常に危険である。
高齢馬
8歳以上の高齢馬は〔0・0・0・31〕と全くアテにできない。
また、7歳馬で馬券に語んだ7頭はいずれもハンデが55kg以上だった。
たとえ7歳馬であっても54kg以下の軽ハンデであれば狙いを下げたい。
波乱の神さま!
勝利した10頭中9頭に共通していたのが前走から斤量が増えていた点。
全体で見ても前走から増量を課された馬は〔9・5・5・12〕とかなりの高確率で好走している。
特に15~17年は3着以内9頭中8頭が該当しており、猛威は止まらない。
また、馬券に絡んだ19頭には5・6番人気も6頭含まれており、複勝の回収率は130%と全馬ベタ買いでもプラスになる。
社畜達はこのベタ買いのことを『全回転リーチ』と呼んでいます(笑)
ハンディキャップを背負っていても、実力を認められた馬は斤量増を嫌われて人気を落としていても軽視できない。
軸馬・相手馬の狙い方【無料予想】
軸馬には5年連続で馬券に絡んでいる1番人気か、1~5番人気のキングカメハメハ産駒が最適だろう。
前者は2・3着が多いので1頭軸マルチで、後者は1着固定にしよう。
相手馬は再び12月開催となった中日新聞杯組は必ず押さえたい。
ディセンバーステークス組は前走5着以内でハンデ56kg以上だけを狙えばよいだろう。
母父がサンデーサイレンス産駒と川田騎手、外国人騎手が騎乗する馬も相手馬の候補にしたい。
ハンデ53kg以下、高齢馬は問答無用で消し。