目次
2017年6月4日安田記念(GⅠ)の過去の傾向とデータ
今回は、今週末に迫った安田記念の過去の傾向とデータをまとめました。
安田記念とは東京競馬場で開催される芝1600m、3歳以上の国際指定レースとなっています。
1番人気が馬券に積極的に絡んでくるなか、下位人気も顔を出してくる中波乱のレースが近年の傾向です。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の結果をまとめてみました。
1番人気〔4・1・0・5〕
2番人気〔3・1・0・6〕
3番人気〔0・3・1・6〕
1・2番人気の安定感は抜群と言っても良いだろう。
とくに1番人気は過去4年で1着3回、2着1回と文句なしの成績を収めている。
3番人気は馬券に絡むのが精いっぱいといった感じで1・2番人気とは大きな差がある。
単式の攻略は比較的に簡単だが、二桁人気も馬券に絡んでくるので三連単の攻略となると簡単ではない。
馬連の平均単価は6459円と高いのは二桁人気の奮闘が引き上げている。
前走クラス
安田記念のステップレースは全部で11レースあり、明確にこのレースが有利になっていると見極めるのは難しい。
過去10年で連対した20頭中19頭が前走を3~5月に走っているというデータがある。
19頭中4連対している京王杯SCだが、3着馬が1頭なので主要ステップとは言えないところ。
前走着順で見ると、3~5月出走の19頭中16頭が前走で3着以内に入る成績を収めていた。
前走で馬券に絡んでいる馬は積極的に勝っても良いだろう。
前走GⅡ組
連対馬4頭を輩出している京王杯SC組は〔1・3・1・34〕、マイラーズカップ組は〔0・2・7・31〕と主要ステップにしてはイマイチ信用度が低い。
連対率は京王杯SC組が10%、マイラーズカップ組が5%となっているが、複勝率となると京王杯SC組が12%、マイラーズカップ組が22%と逆転する。
馬券に絡んだマイラーズカップ組はどの馬も人気薄なので波乱の立役者となりそうだ。
~社畜鳥の注目ポイント~
前走勝利馬
過去10年の前走1着馬の成績は〔5・3・0・33〕と圧倒的な成績を残している。
前走1着で1番人気に限ると過去4年で1着3、2着1回と1着固定としたいところだが、『ロードカナリア』『ジャスタウェイ』『モーリス』とその時代を牽引して、後世にも語り継がれる名馬が揃っている。
しかし、京王杯SCとマイラーズカップの1着馬となるとその限りではない。
京王杯SCの1着馬〔0・1・0・8〕
マイラーズカップの1着馬〔0・1・0・6〕
どちらも馬券にすら絡めるかどうかの結果となっているので考慮したい。
波乱の神さま
昨年のロゴタイプの勝利で、安田記念の波乱の鍵となるのはどうやら朝日杯FSの連対馬にあるのではないかと思う。
安田記念の波乱の象徴とされているグランプリボス・ロゴタイプともに朝日杯FSで勝利を挙げている。
二桁人気でも馬券に絡んでくる馬を紐解くと、過去に朝日杯FSで連対していることがわかる。
ぜひ、馬券を買う時の参考にしたいところだ。
斬り捨て御免!
呪われた数字
皆さんは安田記念の呪われた数字をご存じだろうか?
その数字は『4』である。
過去10年の4番人気の成績は〔0・0・0・10〕となっている。
5番人気以下の善戦を考えると4番人気でこの数字は実に不吉だ・・・
次に前走4着馬の成績は〔1・0・1・19〕となっている。
12年ストロングリターンは勝利しているがそれ以外は振るわず。
最後に4枠の成績は〔0・0・1・18〕となっている。
枠順に有利不利があまり影響されない東京芝1600mでこの成績は何かあるのではと疑ってしまう・・・
ディープインパクト産駒
ディープインパクト産駒の成績は〔1・1・2・20〕と12年のリアルインパクトしか優勝していない。
特に前年のマイルCSで5着以内に入ったディープインパクト産駒は〔0・0・1・7〕とイマイチ成績を残せていない。
前年のマイルCSで好走したからと言って過信するのは禁物だ!
軸馬・相手馬の狙い方
軸馬の狙い方
安田記念の軸はやはり1番人気から!
それに代わるのが2番人気だが、前走3着以内(GⅠが望ましい)か上位人気の支持があったことを前提にしなければならない。
軸穴狙いなら朝日杯FSの連対馬を狙っても良いだろう。
相手馬の狙い方
複勝率を考えるとマイラーズカップ組、京王杯SC組の順で決めたいところ。
下位人気が1頭は食い込むことを予想すると、三連単の形は決めづらいが、軸馬の1頭軸流し・マルチかフォーメーションが無難なところ。
8番人気以下のマイラーズカップ組は要チェックだ!!
2016年安田記念のレース検証
世界のモーリスの勝利を誰もが確信していたであろう昨年の安田記念。
結果はまさかの2着と最低限の仕事はしたが、あと一歩届かなかった。
一方、勝利した8番人気のロゴタイプは完全に人気の盲点となっていた。