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2017年8月6日小倉記念(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今回は小倉記念の過去の傾向とデータをまとめました。
小倉記念とは小倉競馬場で開催される芝2000mの3歳以上の国際特別指定のハンデ戦となっています。
やはり、ハンデ戦ということもあり波乱万丈な一戦となるレースです。
近年では、3番人気と和田騎手が攻略のカギとなっている模様・・・
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔0・3・2・5〕
2番人気〔1・1・1・7〕
3番人気〔3・0・1・6〕
ハンデ戦は荒れると言われますが、ここまで顕著な結果になるのはなかなか珍しいです。
1番人気は過去10年間で優勝馬は輩出しておらず、3年連続で馬券圏外と全くアテにならず。
2番人気も頼りない成績だが、3番人気は最多の3勝をあげており、12年以降は昨年を除いて馬券に絡んでいる。
馬連の平均配当は9011円と上位人気の低迷により高配当となっている。
過去10年間で馬連の万馬券も3回出るほどの波乱っぷり。
前走クラス
主要ステップのクラス別の成績をまとめると以下のようになりました。
七夕賞〔2・4・2・42〕
GⅢ組〔3・3・3・23〕
GⅠ組〔2・2・1・4〕
※GⅢ組は七夕賞を除く
夏の芝2000mの第一戦となる七夕賞が6連対を挙げており好調に見えるが、ここ2年間では〔0・0・0・8〕と主要ステップとしての勢いが衰えてきている印象を受ける。
七夕賞を除いたGⅢ組も出走頭数から見るとなかなかの好成績を収めている。
GⅠ組は厳しい戦いを抜けてきただけあり、出走頭数は少ないが抜群の連対率を誇る。
前走距離
過去10年間で連対馬20頭中15頭が前走2000m戦に挑んでいた。小倉記念と同じ距離を出走していることはレースのリズムを把握できているのではないだろうか。
中でも5歳馬は〔4・2・2・21〕と出走頭数から見ても好調で、11年15番人気2着のマーティンボロのように大穴を開けるケースもあった。
ただし、前走2000mならどの年齢でも良いわけではなく、8歳馬は全滅なので高齢馬は避けたい。
~社畜鳥の注目ポイント~
GⅢ組
七夕賞以外のGⅢ組の前走人気に注目すると、1~4番人気の上位陣は〔0・0・0・5〕と馬券にすら絡めていない。
しかし、5~9番人気は〔2・2・3・6〕と複勝率50%以上、連対率30%以上と馬券の妙味から見ても驚異の数字と言えるだろう。
昨年4番人気2着のベルーフも前走の新潟大賞典では6番人気だったことを考えると、中位人気から積極的に狙っていきたい。
和田騎手
騎手ごとの成績をまとめると以下のようになりました。
浜中騎手〔2・0・1・5〕
武豊騎手〔1・1・2・2〕
和田騎手〔2・1・2・3〕
浜中騎手・武豊騎手の成績を見るとなかなかの好成績を収めている。
しかし、そんな彼らよりの好成績を収めているのが和田騎手である。
複数勝利も文句なしだが、複勝率62.5%は驚異の数字だろう。
さらに、14年以降は毎年馬券に絡む活躍を見せ、小倉記念においては勝利の女神が大爆笑している。
昨年も11番人気のクランモンタナに騎乗して優勝し、波乱の立役者となった。
斬り捨て御免!
オープン特別組
前走が格下でも1600万条件組は〔2・1・1・17〕とまずまずの成績を残しているが、オープン特別組は〔0・0・2・24〕と連対馬がなく、3着までが最高成績。
12年以降は3着馬すら輩出していないのでバッサリ切っても問題なさそうだ。
逃げ馬
脚質別の成績をまとめると以下のようになりました。
先行馬〔5・4・5・19〕
逃げ馬〔0・0・1・10〕
データにすると一目瞭然、先行馬は複勝率40%と軸馬でも問題ないほどの成績。
逃げ馬の惨敗ぶりは人気を問わないのもポイントとなっており、14年2番人気のメイショウナルトも3着が限界で、入着したのはこの1頭のみ。
逃げ馬は人気以下の成績になるのがほとんどなので、下位人気であればなおさら切っても問題ないだろう。
軸馬・相手馬の狙い方
小倉記念は波乱の展開を見せるレースとなっているが、人気から軸を決めるなら3番人気がオススメ。
『人気のゆくえ』で紹介した通り、上位人気の中で勝率トップかつ近年の活躍を見ると3番人気が順当だろう。
さらに、3番人気に和田騎手が騎乗していたら、それは勝利の女神の爆笑ポイントと言えるだろう(笑)
ぜひ、1頭軸マルチで購入したいところ。
相手選びは4・5歳馬を中心にハンデ53kg以上の馬から中心に選びたい。
また、前走GⅢ組のディープインパクト産駒は〔2・2・1・9〕と好調なので買い目に入れておきたい。
過去10年間での三連単の平均配当は274700円とかなり高めなので、人気薄まで手広く流しても良いだろう。
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