1週前時点出走予定馬
(※2017/9/30時点)
アストラエンブレム
グレーターロンドン
サトノアラジン
サトノアレス
ソウルスターリング
ダイワキャグニー
ダッシングブレイズ
マカヒキ
リアルスティール
ワンアンドオンリー
出走予定馬紹介
ソウルスターリング
デビュー前から素質を高く評価されていたフランケル産駒。期待に応えるように、デビューから3連勝で阪神JFを優勝。フランケル産駒初GI制覇を成し遂げた。
年明け初戦となるチューリップ賞も快勝し、単勝オッズ1.4倍で迎えた桜花賞は、直線で伸びきれずまさかの3着敗退。初黒星を喫した。続くオークスは、単勝2.4倍とこの馬としては支持を落とすも後続に0.3秒差をつけ優勝。GI2勝目を飾っている。
陣営は、秋の第一目標を秋華賞ではなく天皇賞秋にすると発表。その前哨戦としてこの毎日王冠を選択してきた。
3歳馬をクラシック3戦目ではなく古馬王道路線に参戦させるのは、藤沢調教師の昔からのパターンで、古くはバブルガムフェローで実際に3歳で天皇賞秋を制している。
桜花賞3着時に、鞍上のルメール騎手が「緩い馬場が苦手」とインタビューで答えていたので、馬場が緩くならない限りは休み明け・初古馬対戦などによる減点を考える必要はないと思われる。
あとは、この馬の自力の能力がどこまで古馬王道路線相手に通用するか。一つの指標として、"夏競馬で古馬混合の1000万条件以上のレースを勝利した3歳牝馬の頭数"を調べてみると、近4年で最も多い11勝。16年6勝、15年9勝、14年8勝と比べて多い。今年の3歳牝馬のレベルは、(少なくとも)低いということはないといえそうだ。
- 前走:オークス…1着/1枠2番
サトノアラジン
姉にGI馬ラキシスがいる血統。この馬自身もセレクトセールで約1.4億円で取引されている。
素質は感じさせるもののあと一押しがない馬で、前走制した安田記念で、意外な自身重賞2勝目。あとはいずれもあと一歩、というレースを続けていた。
6歳にして初めてGIを制覇したように、晩成タイプな一面がある。この夏を越して成長があるなら、秋のGI戦線でも主役を張れる一頭にまでなるだろう。
制した重賞が、京王杯SCと安田記念でいずれも東京競馬場でのもの。後方から差す競馬をすることもあり、直線が長い東京競馬場で(3-2-1-3)と安定した走りを見せているので、適性面では有利と見てよいだろう。
- 前走:安田記念…1着/7枠14番
マカヒキ
史上屈指のハイレベル世代と謳われた現4歳世代のダービーホース。
ダービー後は4戦レースを消化しており、4走前のフランス:ニエル賞は1着。続く凱旋門賞は14着大敗、2走前京都記念は3着で、前走大阪杯が4着。
ディープインパクト産駒でクラシックで活躍した馬は、キズナのように適性がマイル路線にシフトしていく傾向にあり、この馬の距離短縮も血統的に見れば適切なのかもしれない。
前走後は、宝塚記念参戦が青写真だったらしいが、白紙になったあたり、海外明けで本調子には戻っていないという判断があったのだろう。海外遠征後に調子を落とすパターン自体は比較的よくみられることなので、その点で大きな減点をする必要はないだろう。
休み明けが寧ろ走る、ノーザンファーム生産馬であること、同じくしっかりと仕上げる友道康夫厩舎所属なので休み明けも問題はないと思われる。
- 前走:大阪杯…4着/8枠14番
リアルスティール
昨年のドバイターフ優勝馬。それまでは善戦マンな馬だったが、ドバイでのレースっぷりは横綱競馬という表現がぴったりのものだった。
しかし、日本に帰ってからはまたまた善戦マンに逆戻り。秋天2着、JC5着など実力は出しているが少し足りていない面がちらほら見えるレースぶりを続けている。
今後は未定も、このレースではデムーロ騎手が手綱をとることが発表されている。ドバイターフ優勝時はムーア騎手、秋天2着時がデムーロ騎手、善戦マン期が福永騎手…と、外国人騎手と相性がよい印象も受けるので、この鞍上は歓迎であろう。
休み明けはノーザンファーム生産馬ではあるが、2月の中山記念以来となると半年以上の休み明け。当日までしっかりと様子を見極めたい。
- 前走:中山記念…8着/4枠4番
サトノアレス
2歳GIの朝日杯FSを制しているGI馬。その後は少し精彩を欠いた結果だが、毎回地力の強さは見せており、かならず上がり3Fはメンバー中3位以内を記録している。
前々走を迎える時点での次走予定が「巴賞(OP)」「イギリス:エプソムダービー」という比較対象にならない不思議な両にらみであったが、結局は巴賞を選択し、単勝1.5倍の圧倒的支持に応える勝利。
次走はそのまま函館に滞在し、函館記念に出走。続けての1番人気に推されるが6着に敗退している。その前走に関しては、血統的に苦手な叩き2戦目、同じく苦手な距離延長、前残りレースで差し競馬、外追走馬有利で内追走、重馬場苦手etc…とあらゆる条件が不向きであった。
今走では、前走から様々な条件が上向くことになるので、必要以上に前走の負けで人気落ちするくらいなら、この馬の評価を上げてみるのも手だ。
- 前走:函館記念…6着/1枠1番
予想オッズ
(※競中独自の評価基準で算出しています)
ソウルスターリング | 2.9 |
リアルスティール | 5.1 |
マカヒキ | 5.5 |
グレーターロンドン | 5.6 |
サトノアラジン | 6.9 |
アストラエンブレム | 9.7 |
ダッシングブレイズ | 14.9 |
サトノアレス | 14.6 |
ダイワキャグニー | 20.3 |
ワンアンドオンリー | 39.5 |
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