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2017年10月8日毎日王冠（GⅡ）の過去の傾向とデータ
今回は毎日王冠の過去の傾向とデータをまとめました。
毎日王冠とは東京競馬場で開催される芝1800mの3歳以上国際指定のレースとなっています。
近年ではGⅡの格付け以上にハイレベルな展開を見せており、牝馬と3歳馬の活躍に期待したい。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔4・2・1・3〕
2番人気〔1・1・0・8〕
3番人気〔0・1・0・9〕
1番人気は絶対的な信頼とまではいかないが、勝率40％・連対率60％はなかなかの仕上がり。
1番人気の4勝は10年以降に偏っているので、好走と凡走の波が激しい。
一方、2・3番人気は合わせて3連対とまったくアテにならない。
4番人気以下も大混戦となっており、手広く拾っていくのがベストだろう。
馬連の平均配当は7125円で、3桁配当4回、万馬券3回とかなり極端な結果となっている。
前走クラス
過去10年間の主要ステップの成績をまとめると以下のようになりました。
エプソムカップ組〔3・0・2・7〕
安田記念組〔1・3・0・21〕
宝塚記念組〔1・1・3・10〕
毎日王冠は『春以来の参戦組』か『夏を使ってきた馬』の争いとなる構図だが、主力は『春以来の参戦組』だろう。
中でもエプソムカップが勝利数と出走頭数から見ても安定した成績を残している。
それに続くのが、安田記念組と宝塚記念組になる。
一方で、『夏を使ってきた馬』で注目したいのが、〔1・2・0・6〕の札幌記念組と〔0・2・0・4〕の関屋記念組である。
出走頭数は少ないものの、連対率を見ると悪くない成績を残している。
女は強し
翌週の同コースに府中牝馬ステークスが控えているので、牝馬の出走は少ないが〔1・2・0・0〕と完璧な成績。
牡馬相手の天皇賞・秋路線に挑んでくる牝馬はやはり強い！
ちなみにどちらにも該当するウォッカとルージュバックは、どちらも牡馬混合重賞で勝利していた。
～社畜鳥の注目ポイント～
エプソムカップ組
同コース・同距離のエプソムカップ組だが、馬券になるのは〔3・0・1・4〕の1着馬がほとんど。
ただし、2着以下の直行組があまり見られないからであって、昨年は6着のヒストリカが11番人気で3着に入っているように、入着級でも直行組はチェックが必要だ。
年齢
年齢別の成績をまとめると以下のようになりました。
3歳馬〔2・3・0・6〕
4歳馬〔3・4・3・17〕
5歳馬〔3・2・1・34〕
5歳馬は年齢別で最多勝利をあげているものの、出走頭数から見ると信頼できない。
主力となってくるのが3・4歳の若駒となるだろう。
4歳馬は満遍なく安定した結果を残しているが、勝率・連対率・複勝率でトップなのが3歳馬となっている。
3歳馬は2頭に1頭が連対している計算で、特に春のGⅠ以来という馬には要チェックが必要だ。
斬り捨て御免！
同年7月の・・・
前走が同年7月の函館・福島・中京競馬場だった馬は〔0・0・0・10〕と全滅。
間隔的に休養か存厩かバラバラだが、成績を残せていない。
14・15年にはいずれも2番人気に支持されたグランデッツァとアンビシャスが消えた。
前走が右回りハンデ戦
毎日王冠はGⅡの中でもハイレベルなレースなので、前走がハンデ戦だとかなり不利となる。
それでも前走が同じ左回りハンデ戦だと〔0・0・2・14〕となんと馬券に絡める馬もいるが、右回りだと〔0・0・0・15〕と全滅している。
軸馬・相手馬の狙い方
このレースでは1番人気に全幅の信頼を置くのはオススメできない。
2番人気以下も大混戦となっており、人気から軸馬を選ぶのは非常に危険である。
牝馬や初のGⅠ以来の3歳馬が出走してくれば、そちらを軸にしたい。
とくに牡馬混合重賞で勝利している牝馬がいれば文句なしで軸にしたいところ。
軸を1・2着に置くフォーメーションでも良いが、万全を期すためにマルチで流すのも一つの手段となる。
相手馬は人気に関わらず手広く抑えて、レースが春以来という実績馬を中心に夏の札幌記念組や関屋記念組へ流したい。
