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2017年10月21日富士ステークス(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今回は富士ステークスの過去の傾向とデータをまとめました。
富士ステークスとは東京競馬場で開催される芝1600mの3歳以上国際指定のレースとなっています。
出走馬の年齢に注目して馬券戦術を考えたいところ。
人気のゆくえ
過去1年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔2・1・0・7〕
2番人気〔2・1・0・7〕
3番人気〔1・1・1・7〕
上位3番人気までで5勝しているものの、なかなか期待に応えられていない。
馬券に絡む確率は4・5番人気の4回に劣っている。
馬連の平均配当は8648円で比較的高めの水準となっている。
過去10年間で馬連の万馬券は3回あり、3桁配当は一度もない。
上位人気の不振を考えると、低配当の大量購入は厳禁といったところだろう。
前走クラス
主要ステップの成績をまとめると以下のようになりました。
ポートランドステークス〔2・0・2・25〕
京成杯AH組〔2・4・2・20〕
安田記念直行組〔1・2・0・9〕
ポートアイランドステークス組と京成杯AH組のふたつのレースが出走頭数から見ると主要レースとなっている。
しかし、2レースとも成績はイマイチで軸馬と考えるのは難しい。
同じ舞台で行われる安田記念からの直行組がしばしば出走してくるが、こちらはGⅠという格上のクラスながら平凡な成績。
連対馬20頭全てが前走で芝の1600m以上を経験していることは注目したいところ。
血の運命
ディープインパクト産駒は〔3・3・1・5〕とかなり好成績をあげている。
複勝率60%弱、単勝回収率も153.3%と意外と高く、単純に単勝狙いでも良い。
さらに3・4歳馬に限定すると〔2・3・1・0〕で複勝率100%。
三連勝式の軸馬として十分通用する成績だ。
~社畜鳥の注目ポイント~
京成杯AH組
前走クラスで紹介した通り、京成杯AH杯組の成績はイマイチだが、馬券に絡む数はステップ別では最多となっている。
馬券に絡んだ8頭は京成杯AHで6着以内の成績を収めてから、富士ステークスに挑んできている。
ただし、注意すべきなのは勝利馬が馬券に絡んでいないというところ。
16年1番人気のロードクエストは京成杯AH勝利して挑んだものの、富士ステークス9着に終わっている。
斤量58kg
重ハンデの斤量58kgを背負った馬の成績は〔0・2・1・4〕となっている。
着外4頭のうち2頭は、このレースで苦戦している逃げ馬だった。
また、別の1頭は11年4着のストロングリターン。
出走数のわりに意外と馬券に絡む可能性は高い。
過去2年は該当馬が続けて3着以内に好走している。ともに皐月賞の勝馬だった。
斬り捨て御免!
6歳馬
6歳以上の高齢馬の成績は〔0・3・2・57〕と勝利馬はなく、10年2着のライブコンサート(せん馬)を最後に馬券に絡んでいない。
上位人気馬がいないわけではなく、14年は6歳馬ながら1番人気のダノンシャークが好位追走から伸びずに7着に終わった。
NHKマイルカップ
富士ステークスに出走する3歳馬の多くは、HNKマイルカップへ出走しているが〔1・0・0・12〕と低迷している。
09・10・16年の1番人気、13・14年の3番人気が該当している。
唯一、勝利している12年クラレントは5番人気だった。
軸馬・相手馬の狙い方【無料予想】
富士ステークスは軸候補は2つのパターンが考えられる。
ひとつは3・4歳馬のディープインパクト産駒、もうひとつはGⅠクラスで勝利経験のある斤量58kg。
三連単は過去10年間で2回も100万円オーバーを記録しており、どちらか1頭もしくは22頭軸マルチで購入したい。
荒れることを予想して買い目を絞りすぎることなく手広く流したい。
切るのであれば、高齢馬と逃げ馬のみにしたい。
逆に下位人気でも抑えたいのは、当レースとの相性の良い国枝・栗田博の両厩舎。
騎手ではこれまで4戦3連対の戸崎騎手と、過去2年連続で連対している好調のルメール騎手だろう。