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2017年7月30日アイビスサマーダッシュ(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今回は月末に迫ったアイビスサマーダッシュ(GⅢ)の過去の傾向とデータをまとめました。
アイビスサマーダッシュは新潟競馬場の芝1000mの3歳以上国際特別指定のレースとなっています。
1番人気が4連勝中と圧倒亭な強さを誇り、サクラバクシンオー産駒の独壇場となっています。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔5・1・0・4〕
2番人気〔1・1・1・7〕
3番人気〔1・2・2・5〕
1番人気の勝率が50%と絶対的な信頼を誇っているが、なにより現在の開催日程になった13年以降は〔4・0・0・0〕と気持ちよい勝ちっぷりだ。
これは開幕週のスピード決着により、伏兵の台頭する余裕がないのも原因だろう。
1番人気の好走により、2・3番人気が単勝圏に食い込む確率は低くなっており、馬券圏内もイマイチの成績となっている。
馬連の平均配当は5133円とまずまずだが、近年は上位決着が多く堅い配当となっている。
前走クラス
過去10年間でCBC賞組が7連対(取消1頭)、函館スプリント組・バーデンバーデンカップ組が4連対ずつと並んでくる。
CBC賞・函館スプリント・バーデンバーデンCの3レースで連対馬20頭中15頭を占めているので、主要ステップの選別は非常に簡単なレースとなっている。
ルミエールS組と韋駄天S組は直線距離のレースでかつオープン特別なので、休み明けでもこの2組は注意したほうが良さそうだ。
血の運命
15・16年のベルカントの連覇達成により、サクラバクシンオー産駒は16年間で4勝と単独トップに躍り出た。
また、BMSとしては13年優勝のハクサンムーン、15年2着のシンボリディスコがいて、将来的にはBMSとして注目していきたい。
サクラバクシンオー産駒に続くのがヨハネスブルグ産駒、アドマイヤムーン産駒、クロフネ産駒となっている。
~社畜鳥の注目ポイント~
CBC賞組
CBC賞は過去10年間の開催で中4週・中2週・中3週と開催時期のズレにより若干違うものの、最多の連対馬を輩出している。
特に13年からの中3週は理想的な間隔なのではないか。
連対馬7頭中5頭が勝利しており、勝率の高さはピカ一である。
前走着順から見る場合は掲示板までに載っていれば好走できる確率は高くなる。
女は強し!
アイビスサマーダッシュは圧倒的に牝馬が強い傾向にある。
16回の歴史の中で牝馬が11勝を挙げており、過去10年では〔7・2・5・49〕となっている。
一方、牡馬は〔3・7・5・72〕で、勝率・連対率では牝馬に見劣りするが、連対数だけで見ると牝馬よりも上回っている。
このことから『1着牝馬→2着牡馬』の決着が多いことがよくわかる。
女は強し!人間とおんなじですね。
斬り捨て御免!
57kg以上
アイビスサマーダッシュのような直線レースは基本的に軽斤量が絶対的に有利とされている。
データを見ても57kg以上の成績は〔0・1・0・13〕と苦戦している。
12年に勝利したパドトロワは翌年56kgから59kgとなり10着と大敗している。
また14年に勝利したセイコーライコウも翌年56kgから57kgとなり4着と惜敗している。
高齢馬
上記でも説明したが、このレースはスピードが絶対値の勝負となっているので、拘泥馬が持ちタイムを短縮することは非常に難しい。
特に高速決着となる場合はなおさらだ。
7歳以上の成績は〔1・0・0・44〕と14年セイコーライコウの勝利以外は馬券にすら絡めていない。
となれば、7歳以上の高齢馬は余程の実力がなければ無条件で消しても良いだろう。
軸馬・相手馬の狙い方
アイビスサマーダッシュが開催されてから1番人気が16回中6勝と最多勝利を挙げており、13年から4年間は1番人気が4連勝と信頼度はかなり高い。
1番人気が牝馬・CBC賞組・斤量55kg以下の条件が揃えば大本命といってもいいだろう。
この条件に当てはまれば3連単は1着固定として、2着は上位人気の牡馬、3着は好条件の馬をハメたいところ。
なお、最近は3歳牝馬の出走が少ないが、06年は51kgの3歳牝馬同士での決着となったことから、3歳の若駒が出走する場合は押さえておきたい。
2016年アイビスサマーダッシュのレース検証
15年覇者のベルカントに、新潟直線コース巧者のネロ、韋駄天S勝利のプリンセスムーンの3強対決となった。
結果は人気通りの1・2・3番人気での決着という馬券に面白みのないものになった。
出走予定馬と予想オッズ
(※2017/7/15時点)
ネロ 2.5
フィドゥーシア 6.3
アリンナ 7.1
レジーナフォルテ 9.5
アクティブミノル 15.7
プレイズエターナル11.0
シンボリディスコ 15.6
ラインスピリット 30.4
ナリタスターワン 60.8