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2018年2月25日 中山記念(GⅡ)の過去の傾向とデータ
それはさておき、今回は中山記念の過去の傾向とデータをまとめました。
久しぶりのGⅡレースとなりますね。
中山記念とは中山競馬場で開催される芝1800mの4歳以上国際指定のレースとなっています。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔3・0・1・6〕
2番人気〔3・1・2・4〕
3番人気〔3・1・2・4〕
上位人気の安定した成績と見えるが、実はそうでもないようだ。
1番人気は3勝しているが、複勝率は40%と1番人気としては荷が重いと見える。
これなら複勝率60%の2・3番人気のほうが安心できる。
上位3人気が揃って馬券対象外となったのは、不良馬場で大波乱となった10年のみである。
さらに12・17年を除く7回は複数の上位人気が馬券に絡んでいる。
馬連の平均配当は5083円となっている。
万馬券は2回出ているが、3桁配当も3回と波が激しい。
前走クラス
過去10年間の主要ステップ別の成績をまとめると以下のようになりました。
東京新聞杯組〔1・0・0・10〕
アメリカJCC組〔0・1・1・11〕
有馬記念直行組〔2・1・0・5〕
京都金杯組〔0・2・1・2〕
うーん、こうやって並べると主要ステップらしいレースはあんまり無いですね・・・
強いて言うなら、有馬記念からの直行組といったところでしょうか。
また、17年に1・3着となった香港GⅠからの帰国初戦組も今後は幅を利かせてきそうだ。
実績
中山記念での勝利馬には実績面でかなり高いハードルが要求されるようだ。
過去10年間で芝1800~2000mの重賞で勝利していなかったのは不良馬場で行われた10年のトーセンクラウンのみであった。
残る9頭で芝GⅠの馬券に絡めなかったのは12年のフェデラリストのみである。
さすがにGⅡの舞台だけあって実績は必要不可欠のようだ。
馬券を組む際には、人気に惑わされずに精査するポイントとなりそうだ。
~社畜鳥の注目ポイント~
前走GⅠ組
前走GⅠの舞台を走った馬は過去5年間で必ず馬券に絡んでいる。
しかし、17年に好走したのは香港帰りの2頭で、国内GⅠ組は惨敗していた。
ただし、惨敗した3頭は天皇賞・秋、ジャパンカップ、秋華賞組で有馬記念組は不在だった。
過去10年間に複数の優勝馬がいない国内GⅠ組は信用できないだろう。
年齢
年齢別の成績をまとめるとまとめると以下のようになりました。
4歳馬〔3・1・4・17〕
5歳馬〔3・3・1・18〕
6歳馬〔2・5・1・28〕
7歳馬〔1・1・3・20〕
8歳以上〔1・0・1・15〕
若ければ若い方が好成績を収めているように見えるが、年齢の衰えと出走頭数をみるとそこまで偏りは見られない。
14~16年は4・5歳馬が馬券を占めていたが、高齢馬も侮れない。
斬り捨て御免!
5番人気以下の若駒
不良馬場で開催された10年のように低評価でも激走する例はあるが、これは例外と言っても良いだろう。
4・5歳馬に限ると3着以内15頭はすべて当日1~4番人気であった。
穴メーカーは6歳以上で、4・5歳馬が5番任意以下の場合は手を引くのがベストだろう。
内田博騎手
内田博騎手は誰もが知る関東競馬のプロフェッショナルである。
ゆえに過去10年間で9回騎乗しているが、馬券に絡んだことは一度もなく、掲示板も2回のみと惨敗している。
11年2番人気リルダヴァルが6着、17年4番人気ヴィブロスが5着と上位人気に騎乗しても期待できない。
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10年の大波乱を除けば、勝利馬は1~3番人気の中から出ている。
不良馬場でなければ1着候補はこの中から選ぶのがベストだろう。
さらに前走重賞以外の勝利も10年のみで、現在は前走GⅠ組が5連勝と傾向は強い。
波乱を想定するなら、相手馬は年齢を気に気にせず手広く購入したいが、9番人気以下が馬券に絡んだのも10年の大波乱の時のみ。
また、4・5歳馬で買えるのは1~4番人気までだろう。
前走着順は二桁でも巻き返しの可能性はあるが、前走時の評価は5番人気までにすること。