阪神芝1600m・芝1800m(重・不良馬場)の分析
こんにちは!
仮称だった天皇のまま名乗り続けるんでしょうか?天皇です。
今日は、「阪神芝1600m・芝1800m(重・不良)の分析」をしていきたいと思います。
違う距離ですが上記2コースは『スタートの位置が200m前後するだけ&長い直線を騎手が意識することでスローペースで流れ、直線での末脚比べになりやすい』点で共通しており、同じような競馬が展開されることで似たデータ傾向になりやすいため、今回は2コースをまとめてデータ分析をしていきます(サンプル数確保の観点からはむしろラッキー)。※2015年以降の過去2年
①.順当・波乱決着を左右する"馬場状態"
阪神芝1600m・芝1800mは馬場状態別にみると、異常な差が見られます。(馬場状態別・全馬買い成績)
馬場状態がよければ順当決着になりやすく、悪ければ波乱決着になりやすい。
"重・不良"の場合、馬単の平均配当はなんと47443円! "良・稍重"のそれは12783円と、「馬場状態の違い」だけで3.5倍超の差がついてしまっています。
※『"良・稍重"の時は荒れない』というわけではないですよ…"良・稍重"時の波乱傾向は並み程度。悪馬場との“比較で”順当決着になりやすい、という話です)
ということで今回は、"重・不良"での阪神芝1600m・芝1800mのデータ分析をしていきたいと思います!!
全体の9割を占める"良・稍重"馬場での分析は後回して、いきなり局所を攻めます。。
レース数は全体の1/10ほどですが…そこは、雨乞いをして待ちましょう…。
②."重・不良馬場"のレースが大荒れする理由
まずは、阪神芝1600m・芝1800m(重・不良)の人気別成績を見ていきましょう。
人気が下がるにつれて単複共回収率が上がっていっています(ここまでキレイに傾向がでるもの珍しい)。
直近の該当レースでも、
16/12/23 12R 古馬500万 15番人気3着 プリンセスアスク(逃げ)
16/12/23 9R 千両賞 12番人気2着 キョウヘイ(追込)
16/12/23 4R 2歳未勝利 12番人気3着 マイネルプラヌール(追込)
16/09/18 11R ローズS 11番人気2着 クロコスミア(逃げ)
と4レース連続で、超人気薄が馬券圏内に来ています。
なぜ阪神芝1600m・芝1800m(重・不良)は波乱傾向が強いのか?
(理由は別に考える必要ありませんが、)一番の理由を走破タイムから考えることが出来ます。
・「良・稍重」平均上がり 35.3秒
・「重・不良」平均上がり 36.3秒
ペース・距離などの違いもありますが、悪馬場だとラストの脚が1秒近く鈍ることで、本来差し馬が能力を発揮しやすいコースなのに、差し届かないレースになっています。
③."重・不良馬場"で狙うべきタイプ
結果、
(1).逃げ先行がそのまま残る(実力ある差し馬の末脚不発による)
(2).悪馬場大好き馬(が他馬ほど止まらずに突っ込んでくる)
のいずれかのパターンで超人気薄が台頭してきます。
末脚が不発になることで末脚自慢のサンデー系の主流血統が凡走し、マイナーな血統(脚の遅い差し馬)が突っ込んできます。
ということで、過去に重馬場で実績を残し(、良馬場で凡走を続け)ている馬や、逃げ・先行するであろう馬を積極的に狙っていきたいところ。