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2017年4月23日フローラステークス(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今回は、来週に控えたフローラステークスの過去の傾向とデータをまとめました。
フローラステークスは東京競馬場の芝2000m・3歳牝馬の国際指定のレースで、今年で52回目の開催を誇る伝統の一戦です。
人気のゆくえ
上位人気の結果をまとめてみると以下のようになりました。
1番人気〔5・1・0・4〕
2番人気〔2・3・1・4〕
3番人気〔1・1・3・5〕
4番人気〔1・2・1・6〕
1番人気は勝ち負けがはっきりしており、絶対的な信頼とまではいかない。
連対馬20頭中16頭は1~4番人気で占めており、上位人気での決着が多い結果となっている。
馬連の平均配当は11992円と高めだが、2011年の103540円が大きく引き上げている。
2011年を除いた過去9年の馬連平均配当は1820円と非常に落ち着いた結果となっている。
前走クラス
前走クラス別の成績は以下のようになっている。
フラワーカップ〔3・3・1・24〕
君子蘭賞組〔2・1・1・11〕
ミモザ賞組〔0・3・0・19〕
フラワーカップが主力ステップとなっているが、続く成績を残しているのが君子蘭賞組・ミモザ賞組とどちらも500万条件組が台頭している。
初勝利後の参戦でも〔2・0・2・25〕とGⅡクラスでも十分通用している。
発走距離
過去10年で馬券に絡んだ30頭中18頭が芝2000m以上の発走経験がある。
残る12頭は芝2000m以上の発走経験はないが、12頭中8頭中で芝1800mの勝利経験がある。
残る4頭も2着・3着など僅差での勝負となる善戦をしている。
~社畜鳥の注目ポイント~
フラワーカップ組
主力ステップのフラワーカップ組だが、信頼できる条件は前走3着以内かつ本番で3番人気以上であること。
上記の条件に当てはまる馬の連対率は80%以上とかなり信頼できる。
また、4着以内からの浮上もあるが好走条件は勝ち馬から0秒6差以内であることが条件。
前走戦った場所
過去10年で3馬券に絡んだ30頭中22頭が中山競馬場と阪神競馬場で出走しているというデータがある。
中山競馬場組〔3・4・0・17〕
阪神競馬場組〔3・1・1・12〕
上記のデータから、小回りが特徴の中山競馬場で惜敗した馬は本レースで能力を十分に発揮でき、直線の長い阪神競馬場で勝利した馬は本レースで引き続き能力を発揮できている形となっている。
斬り捨て御免!
ノンキャリア
条件組でも十分に成績を残せるレースだが、キャリア1戦目での参戦馬は〔0・0・0・5〕と全滅。
デビュー戦で好成績を残した影響で上位人気に支持されても結果は残せていない。
ハードスケジュール組
牝馬は牡馬よりも体調の変化が激しい。これはホルモンバランスが影響していると考えられる。
そんなデリケートな牝馬が中1週での強行出場となると〔0・0・1・19〕と壊滅状態。
実績馬でも中1週での出走となると厳しいのが現状だ。
軸馬・相手馬の狙い方
過去10年間に2度の100万馬券が出る大荒れの展開もみせるレースだが、連対馬20頭中16頭は4番人気までと上位人気がしっかりと食い込んできている。
軸馬は4番人気までのうち、2頭を軸馬にしてマルチで購入するのが良さそうだ。
フラワーカップ組で好走した上位人気なら迷わず購入するべき!
相手馬は芝2000mの出走経験や前走場所を考慮して組み立てたいところ。
2016年フローラステークスのレース検証
混線が予想されたレースだったが、3番人気のチェッキーノが3馬身差の圧勝という結果となった。
ルメール騎手とのコンビでも3番人気だったのは大外の18番を引いたことが要因だったと思われる。