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2017年11月12日エリザベス女王杯（GⅠ）過去の傾向とデータ
う～ん、若かりしエリザベス女王・・・
実に美しい(*´Д｀)
今回は11月上旬に迫ったエリザベス女王杯の過去の傾向とデータをまとめました。
エリザベス女王杯とは京都競馬場で開催される芝2200mの3歳以上牝馬で行われる国際指定の定量レースです。
近年では斤量有利の3歳馬が好調で、1～4番人気が中心となる秋の女王決定戦です。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔2・4・2・2〕
2番人気〔1・2・3・4〕
3番人気〔2・1・0・6〕
4番人気〔2・0・2・6〕
1番人気は16年マリアライトが不利により6着に敗れるなどがあり、信頼度は数字以上と考えて良いだろう。
2番人気は1番人気と比較するとイマイチだが、1・2番人気が揃って馬券圏外に沈んだ年は一度もなく、連対を外したのも2回のみとなっている。
また、3・4番人気も2勝ずつと上位人気馬が中心と考えて良いだろう。
馬連の平均配当は12713円と高めだが、09年に二桁人気のワンツーフィニッシュとなり10万円超えの配当が全体を押し上げている。
09年の高配当を除く9回中7回が三桁配当～10倍台の配当となっており、基本的には堅い結果となっている。
馬連同様に三連単の平均配当も全体では189808円だが、09年の150万円超えの配当を除くと39146円となっている。
前走クラス
エリザベス女王杯の主要ステップの成績をまとめると以下のようになりました。
秋華賞組〔3・3・3・25〕
府中牝馬ステークス組〔2・2・4・57〕
オールカマー組〔2・1・0・2〕
エリザベス女王杯の主要ステップは上記の3レースとなっている。
秋華賞組は16年を除いて、毎年この中から馬券に絡む活躍を見せている。
オールカマー組は出数が少なく見えるが、14年以降の3年間でこの成績は今後の大本命となるだろう。
波乱の神さま
逃げ・先行馬は過去10年で〔3・7・1・35〕とまずまずの成績だが、6番人気以下で馬券圏内に入った7頭中4頭が逃げ・先行馬だった。
特に二桁人気で馬券に絡んだ3頭はいずれも3番手以内からレースをしており、09年11番人気クィーンスプマンテと12番人気テイエムプリキュアの2頭の大逃げが大成功して番狂わせのワンツーフィニッシュとなっている。
昨年も3番手からレースを進めた12番人気シングウィジョンズが2着に好走している。
京都の芝レース長距離戦はこのレースに限らず、人気薄の馬が警戒されずに前に行くと思わぬ結果となるようだ。
～社畜鳥の注目ポイント～
秋華賞組
主要ステップともなっている秋華賞組は出走頭数が多いが、エリザベス女王杯での単勝オッズで簡単に仕分けることができる。
単勝オッズが1～4倍台の人気馬は、単勝オッズ1.9倍に支持されて人気に応えて勝利した07年ダイワスカーレットを筆頭に〔2・3・2・0〕と複勝率100％と驚異の成績。
しかし、5～15倍台では〔1・0・1・9〕と好走確率は下がり、さらに16倍台以下では〔0・0・0・15〕と全滅している。
ここから分かるのが、秋華賞組から穴馬を探すのではなく、オッズを信用して人気馬を買うのが勝利への近道となるだろう。
血の運命
12年以降、毎年必ず1頭以上馬券に絡んでいるのがディープインパクト産駒で〔2・2・3・12〕とまずまずの成績。
14年3番人気ラキシス、15年6番人気マリアライトと2年連続で勝利しており、昨年も2番人気ミッキークイーンが3着に食い込んでいる。
ちなみに好走例が多いディープインパクト産駒だが、7番人気以下は〔0・0・0・5〕と掲示板入着が限界なので切り捨てても良いだろう。
また、馬体重460kg以上の馬もディープインパクト産駒の軽い身のこなしを活かせずに〔0・0・0・6〕となっており、絞りやすい。
斬り捨て御免！
1600万組・オープン特別組
格下からの挑戦でも1000万条件組は〔0・1・1・6〕で、13年6番人気ラキシスの2着など健闘しているが、1600万条件組は〔0・0・0・17〕、オープン特別組も〔0・0・0・6〕と全滅している。
GⅢ組も〔0・2・1・31〕と勝利馬が出ていないので、格下からいきなりの台頭は厳しい状況で大きな割引が必要。
前走5番人気
クラスを問わず前走5番人気は〔0・0・0・15〕と掲示板入着も1度のみとなっている。
昨年も府中牝馬ステークス5番人気5着のシュンドルボンが6着、カシオペアステークス5番人気1着のヒルノマテーラが13着に沈んでいる。
前走6番人気以下からも1着馬が4頭、2着馬が2頭出ている状況において、前走5番人気に限っては勝利した馬ですら馬券圏外に沈んでいる。
軸馬・相手馬の狙い方【無料予想】
軸馬の狙い方
ここは人気通りに1番人気を軸馬にしても良いが、さらに信頼度を上げるなら1番人気のなかでも3歳馬だろう。
1番人気の3歳馬は〔1・2・2・0〕と漏れなく馬券に絡んでおり安定感は抜群だ。
また、単勝オッズが1～2倍台の場合も〔2・2・2・0〕なので、オッズから判断するのも良いだろう。
なお、6歳以上は〔0・1・1・18〕で勝利馬が出ていないので、3～5歳馬の中から選ぶようにしたい。
相手馬の狙い方
相手馬は秋華賞組・府中牝馬ステークス組・オールカマー組の中から上位人気馬を中心に選んでいきたい。
上記3ステップ以外から選ぶ場合には、中9週以上の間隔が空いた馬は〔0・0・1・14〕と凡走するので注意が必要。
高配当を狙うなら人気薄の逃げ・先行馬を入れたいところだが、基本的には堅いレースなので手を広げ過ぎないように組みたい。
