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9月2日札幌2歳ステークス(GⅢ)の過去の傾向とデータ
今回は札幌2歳ステークスの過去の傾向とデータをまとめました。
札幌2歳ステークスとは札幌競馬場で開催される芝1800mの2歳国際特別指定のレースとなっています。
近年では新馬戦で上位人気だった馬や早い上がりを使える馬に注目が集まります。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔2・3・1・4〕
2番人気〔2・2・0・6〕
3番人気〔3・0・1・6〕
1・2番人気は絶対的な信頼は置けないが、成績としては及第点といったところ。
勝率だけを見るなら3番人気だが、13年以降の成績は〔0・0・0・4〕と近年は勢いに陰りが見えているので安易に信頼するのは禁物だ。
馬連の平均配当は5518円と上位人気の台頭も高めの水準となっているが、万馬券2回が引き上げている状況。
万馬券以外の8回はすべて40倍未満と基本的には中穴狙いがオススメ。
前走クラス
過去10年間の主要ステップ別の成績をまとめると以下のようになりました。
新馬組〔5・5・6・63〕
クローバー賞組〔2・2・1・9〕
コスモス賞〔0・4・2・15〕
11年を除いて、毎年馬券に絡んでいるのが新馬組となっている。
出走頭数、成績共に他を圧倒しており、過去5年間では4勝と一気に軸候補の躍り出た。
次にクローバー賞とコスモス賞が続いているが、好走例はそれほど多くないので軸としては弱め。
一方、未勝利組は〔3・0・0・16〕と良さそうだが、12年以降は〔0・0・0・6〕と以前の勢いはなく、割引が必要か。
ノーザンファーム生産馬
近年ではノーザンファーム生産馬が好調で、〔4・3・2・16〕と12年以降は毎年馬券に絡んでいる。
14年5番人気1着ブライトエンブレム、16年7番人気3着アドマイヤウイナーなど、上位人気でなくても好走するケースも少なくないので人気を問わずに注目したい。
~社畜鳥の注目ポイント~
新馬組
新馬組は基本的に前走で勝利をして本レースに出走するが、1頭のみ未勝利で出走している。
勝ちあがっても新馬戦で4番人気以下だった馬は〔0・0・1・21〕と壊滅状態。
つまり、新馬組の3着以内16頭中15頭は新馬戦で1~3番人気に支持された馬ということ。
上位人気で結果を出しているかが好走のカギとなる。
上がり時計
ラスト3ハロンの上がりが最速だった馬は〔5・3・1・1〕と軸にしても問題ないほどの好成績で、16年3番人気7着インヴィクタを除いて馬券圏内に入っている。
また、上がり3ハロン2位の馬も〔3・2・3・2〕と好走しており、速い上がりを使えそうな馬は要チェックが必要だ。
斬り捨て御免!
1月生まれ
馬の出産シーズンは3・4月が定番となっており、過去10年間で8勝をあげている。
しかし1月生まれは〔0・0・0・11〕と全滅している。
08年2番人気のテーオーストームも4着と馬券から外れているので、上位人気でも注意が必要だ。
前走1200m組
前走1200mの出走馬の成績は〔0・0・0・10〕で5着が最高成績となっている。
デビュー間もない若駒のレースということもあり、一気に距離延長をした馬は対応できずに苦戦しているといったところだろう。
軸馬・相手馬の狙い方
1・2番人気ともに悪い成績ではないが、信頼を置くには頼りない成績。
ただ、勝利馬は1~6番人気の中からしか出ていないので、この中から速い上がりを使える馬を軸にしたい。
また、岩田騎手は〔2・1・1・1〕と絶好調なので、該当馬がいれば迷わず軸にしたい。
相手選びは函館2歳ステークス組は過去馬券に絡んだことがないので切り捨てたい。
新馬組、クローバー賞組、コスモス賞組から前走の好走馬をピックアップしたい。
穴狙いなら小柄な牝馬、ノーザンファーム生産馬を入れたいところ。
2016年札幌2歳ステークスのレース検証
1週前出走予定馬と競馬中毒本誌印
◎クリノクーニング
○ロックディスタウン
▲カレンシリエージョ
△コスモインザハート
△ヴィオトポス
☆ファストアプローチ
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