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2017年10月9日京都大賞典(GⅡ)の過去の傾向とデータ
今回は、涼しいかぜ吹く秋の京都で行われる京都大賞典の過去の傾向とデータをまとめました。
京都大賞典とは京都競馬場で開催される芝2400mの3歳以上国際指定のレースとなっています。
近年の狙いは4・5歳馬、宝塚記念組、内枠の伏兵にあり!
人気のゆくえ
過去10年間の主要ステップの成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔3・2・1・4〕
2番人気〔2・1・3・4〕
3番人気〔2・0・1・7〕
上位3人気だけで7勝と堅い決着が多いようだ。
13年に11番人気ヒットザターゲットの大波乱勝利を除けば、優勝馬は5番人気までに絞ることができる。
二桁人気が馬券に対象になったのも13年のみだが、馬連の平均配当は12012円と比較的高めの水準。
しかし、13年を除く9年間の馬連の平均配当は3320円と一気に低くなる。
これは13年だけ例外として考えても良いだろう。
1・2番人気での決着は3回あるので本命サイドの展開となりそうだ。
前走クラス
9月開催時の朝日チャレンジカップを除くと、主要ステップは9レースある。
連対数でみると宝塚記念組の6連対が最多で、次に天皇賞・春組の3連対と続いている。
やはり、実力のあるGⅠ組が圧倒的に結果を残している。
GⅠ組に続くのが2連対をあげている阪神大賞典組と新潟記念組となっている。
しかし、連対馬20頭中17頭は5~9月に出走している。
例外は09・10・12年に3回連対したオウケンブルースのみで、4年連続で馬券に絡んでいる異質な存在と言えるだろう。
年齢
過去10年間の年齢別の成績をまとめると以下のようになりました。
4歳馬〔4・5・1・15〕
5歳馬〔6・2・3・22〕
過去10年間で20連対中17連対とほととんどを占めているのが4・5歳馬である。
17連対のうち1着10回、2着7回と他を寄せ付けない抜群の成績を残している。
スローペースなら上りが速く、序盤から速めの展開なら高速決着になるため、パワー・センス共に力の付いてきた世代の独壇場となっている。
~社畜鳥の注目ポイント~
宝塚記念組
結果を見れは一目瞭然だが、最多の連対馬を輩出している宝塚記念組が圧倒的に強い。
連対馬6頭の宝塚記念での着順は③④⑪⑪①③と着順は不問。
ただし、08年アルナスライン、13年ゴールドシップは宝塚記念組でも1番人気に応えられなかったケースもあることを頭に入れておこう。
過去の栄冠
クラシックディスタンスとも言われる芝の2400m、強い馬はどう転んでも強いのだが、連覇となるとなかなかお目にかかれない。
昨年は過去の優勝馬が3頭も出走したが、③⑤⑦着と新進気鋭の若駒の活躍に沈んだ。
過去10年間で優勝馬が連対したのはオウケンブルースのみで、09年の優勝から10年2着、11年3着、12年2着と異質な存在と言えるだろう。
斬り捨て御免!
6歳馬
上記でも解説した通り4・5歳馬の活躍が目立つということは、それ以外の世代にシワ寄せが来るのは当然のこと。
特にその影響が強く受けているのが6歳馬で〔0・1・3・27〕と未勝利。
出走頭数が多い割に成績を残せていないので、6歳馬は無条件で切っても問題ないだろう。
4枠
開幕週は内枠有利という面があるにしても、少頭数で行われることが多いレース。
それほど枠順に有利不利は無さそうだが、4枠だけなぜか連対0という結果に。
過去10年間で〔0・0・2・11〕と連対なしで3着も2回のみと切り捨ての対象に充分なりうる。
軸馬・相手馬の狙い方
優勝馬は4・5歳馬に限定することができ、主要ステップも宝塚記念組が強いので軸馬は絞りやすい。
過去10年間の1番人気の連対率は50%で、掲示板を外した馬は1頭もいないので、馬券に絡む確率は非常に高いだろう。
1番人気を外したい場合は2~4番人気が単勝式の候補となる。
三連単なら1着に1~3番人気、2・3着に1~7番人気の90点で購入したい。
この買い方なら過去10年で7回ヒットしている。
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