競走馬の飼料教えます!!
皆さんはじめまして。
競馬と馬肉をこよなく愛する社畜鳥でございます。
今回から、皆さんの競馬ライフに少しでもプラスになればということで、予想や結果だけではなく、競馬の裏側も少しずつ皆様にお伝えできればと思っております!
そこで、競馬の裏側第一弾として競走馬の食についてお伝えしたいと思います。
競走馬の食べ物
私たち人間はタンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラル類など、たくさんの栄養素を摂取しています。バランスよく摂取できている人もいれば、不摂生な人もいます。
だから健康面や体調にも個人差があります。
競走馬も同じで良いモノをバランスよく摂取することができれば、馬体の健康に繋がり皆さんを熱狂させる名馬へと成長することができるのです。
では競走馬は普段どのようなものを食べているのでしょうか?
牧草
まずは競走馬には必要不可欠な『牧草』です。
馬は草食動物なので牧草は主な食事となります。また、牧草は腸の動きを活発にして内臓面の健康を保つための役割もあります。毎日、乾燥重量で体重の1%の牧草を必要とするのでたくさんの牧草が必要なことが分かります。
牧草には主に、イネ科とマメ科の2つがあり、イネ科の牧草には繊維質が豊富に含まれており、マメ科の牧草にはタンパク質とカルシウムが豊富に含まれてるのが利点です。
燕麦
次に穀物類の『燕麦(えんばく)』です。
競走馬は農耕馬と違い、激しい運動を行うので牧草だけでは十分なエネルギーを補うことができません。
そこで牧草よりカロリーを多く含む、穀物類である燕麦を摂食する必要があります。
燕麦は脂質が多くデンプン質が少ないので、他の穀物より馬体に負担のかからない優しい食べ物です。
他にも自然飼料では不足しやすいビタミンやミネラル類を補うための『配合飼料』、病気や炎症を防ぐための『補助飼料』・『サプリメント』など、その日の馬の状況に合わせて最良の状態になるように摂食させます。
レース前は・・・
食事とは長期にわたる管理の上で効果が表れるものなので、地味な印象を受けますが、競走馬の能力を十分に発揮させるために最も重要な要素であると思います。
レース前は走らせるために、特別な飼料を与える場合があるので、レース前の食事内容はトップシークレットとして扱われます。
次回から飼料別に詳しく説明をしていこうと思いますので、よろしくお願いします。