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2017年4月9日桜花賞(GⅠ)の過去の傾向とデータ

2017年4月9日桜花賞(GⅠ)の過去の傾向とデータ

 

社畜鳥
皆さん、こんにちわ。 社畜鳥でございます。大阪杯では攻めすぎたような気がしますが、前を向いていきましょう!

 

今回は翌週に控えた素質がモノをいう牝馬クラシックの第一弾、桜花賞の過去の傾向とデータをまとめました。
桜花賞とは阪神競馬場で開催される芝1600mの3歳牝馬、国際指定定量レースです。
近年ではチューリップ賞組の独壇場となっている、今年で77回目の開催となる伝統ある牝馬の祭典です。

 

人気と配当

1番人気は〔3・2・0・5〕、過去10年の前半5年が〔2・2・0・1〕に対して、後半5年が〔1・0・0・4〕となっている。
この前後半5年の成績の好不調がそのまま連対率50%という数字に表れており、今後再び好調になる可能性は捨てきれないが、現状では自信をもって推せない。
他の上位人気では2番人気が〔2・4・0・4〕と1番人気にとって代わるように、過去5年で〔1・3・0・1〕と安定感は抜群。
一方、10番人気以下は〔1・1・2・85〕とノーチャンスではないが、連対した2頭は08年の1着2着馬。
連対に関しては7番人気までが圏内とみていいだろう。
馬連平均配当は21394円、08年の19万馬券が底上げしており、08年を除けば1923円と平穏となっており、三連単にしても無謀な大穴狙いは禁物だ。

 

前走クラス

チューリップ賞・フィリーズレビュー・アネモネステークスが昔でいうところの三大ステップというのはもはや形骸化していて、〔8・4・5・27〕のチューリップ賞が断然の主力ステップになっている。
08年のレジネッタ以来優勝馬が出ていない〔1・0・2・52〕のフィリーズレビュー組、連対馬すら出ていない〔0・0・1・22〕のアネモネステークス組を尻目に、成績的に注目されるのが〔1・1・0・2〕のエルフィンステークス組と〔0・3・1・14〕のクイーンカップ組。
だが、13年以降はいずれもチューリップ賞組の厚い壁に跳ね返され。馬券に絡めていない状態。
同じことは〔0・1・1・11〕のフラワーカップ組にもいえるが、結局断然の強さを誇るチューリップ組にその他の組がどこまで食い込めるかが焦点となる。

 

波乱の主役

●前年阪神ジュビナイルフィリーズ好走馬が人気薄ならおいしい!

13年14番人気3着のプリンセスジャック、15年5番人気1着のレッツゴードンキ、16年6番人気3着のアットザシーサイドといった近年の波乱の主役3頭には、前年暮れの阪神ジュビナイルフィリーズに出走し、6着以内に健闘していたという共通点があった。
同じ阪神芝マイル、しかも改修後はよりタフなコースに変貌を遂げ、実力がより反映されるようになった。
つまり、阪神ジュビナイルフィリーズというGⅠの舞台で勝てずとも好走した馬の実力は、たとえ人気はなくとも、桜花賞で好走しておかしくないレベルだということになる。

 

~社畜鳥の注目ポイント~

チューリップ賞組

●権利獲得馬が中心だが4着以下は乗り替わりに注目

通算〔8・4・5・9〕、16年はワンツー決着、13年以降は2回の1~3着独占を含む〔4・3・3・13〕と、安定感が増しているチューリップ賞組。
連対馬12頭中9頭は前走着順が1~3着、つまり権利を獲った馬を素直に中心視すべき。
だが、4着以下も〔1・2・3・10〕とチャンスはある。
4着以下に負けながら桜花賞に出走できた馬は大抵チューリップ賞以前に重賞はオープン特別の勝利実績があった実力馬だが、ポイントになるのは騎手の乗り替わり。
チューリップ賞4着以下で騎手が乗り替わった馬は〔0・1・2・3〕で、騎手が据え置きだと〔1・1・1・7〕。
3着以内の数は同じだが、明らかに乗り替わり効果が見て取れる。

 

血統

●人気のディープ産駒は強力!非SS系ならキンカメ産駒

SS系が〔7・7・6・71〕と3着以内の70%を占めるが、中でもディープインパクト産駒が〔4・4・1・12〕と好調。
初出走から6年連続で産駒が馬券に絡んでおり、当日1番・2番人気なら〔3・2・0・1〕とほぼ鉄板級。
そのディープ産駒に真っ向から張り合っているのが非SS系の雄『キングカメハメハ』の産駒。
通算〔2・0・2・3〕で、こちらも過去2年連続で馬券に絡んでいる。

 

これが買えない!

キャリア9戦以上

スピードを競う牝馬の祭典、桜花賞は昔から新馬勝ちをしている馬が強く、素質が問われるGⅠとも言われてきた。
つまり、順調クラシック戦線を歩むエリート馬相手に叩き上げタイプは分が悪く、キャリア9戦以上の馬は〔0・0・0・11〕。
キャリア8戦は08年2着エフティマイアがいるが、同馬はデビューから3連勝で重賞勝ちをした素質馬だった。

 

GⅠ馬以外の軽量馬

420kg未満の軽量馬は〔0・1・0・13〕で、唯一の2着は阪神ジュビナイルフィリーズ馬の14年レッドリヴェール。
GⅠ馬は例外かもしれないが、12年には阪神ジュビナイルフィリーズ馬の1番人気ジョワドヴィーヴルが6着に敗れており、GⅠの多頭数競馬で軽量馬を買うのはリスクが大きい。
ちなみに同馬を含めて420kg未満のディープインパクト産駒は〔0・0・0・3〕と不振。

 

軸馬・相手馬の狙い方

軸馬の狙い方

08年と11年はチューリップ賞組が全滅したが、近年は1~3着独占2回を含む独壇場で、チューリップ賞組から軸馬を選択する以外は考えられない。
その中で強く軸馬に押せるタイプは前走着順1~3着、キャリア3~6戦、馬体重420kg以上のディープ産駒、当日の単勝1番2番人気。
以上に該当する馬がいれば1・2着に固定できる。

相手馬の狙い方

相手はキャリア8戦以下、馬体重420kg以上を念頭に置いて、軸馬を除いたチューリップ賞組(着順不問)、フィリーズレビュー1~3着馬、クイーンカップ1・2着馬などのトライアルの好走馬に流す。
また、前年の阪神ジュビナイルフィリーズ出走馬にも注目で、6着以内(勝ち馬から0秒6差以内)に好走している馬が人気薄の場合は積極的に狙ってみたい。

 

◎2016年桜花賞のレース検証

 

チューリップ賞の1・2着馬の一騎打ちはジュエラーがシンハライトにハナ差で競り勝ち、牝馬クラシック第一弾を制覇した。
1番人気メジャーエンブレムは不完全燃焼でまさかの4着

2歳女王で前走クイーンカップは逃げて5馬身差で圧勝したジャーエンブレムの1強ムードが漂ったが、2番3番人気のシンハライト、ジュエラーとは未対決で勝負付けが済んではいなかった。
チューリップ賞の勝ちタイムは1分32秒8。そこから考えればチューリップ賞組の逆転は可能だった。
1000m通過タイムは59秒1で、57秒8で回ったクイーンカップより1秒以上遅かったが、メジャーエンブレムは控えてしまった。
これがGⅠの1番人気の重圧というもの。名手ルメールでも例外ではなかった。

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