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2017年4月23日マイラーズカップ(GⅡ)の過去の傾向とデータ
さて、今回は4月23日に開催されるマイラーズカップ(GⅡ)の過去の傾向とデータをまとめました。
マイラーズカップとは京都競馬場で開催される芝1600mの4歳以上国際指定のレースで今年で48回目を迎えます。
近年は上位人気の信頼度の低さが目立ち、中波乱が起こるレース展開を見せています。
人気のゆくえ
上位人気の結果をまとめてみると以下のようになりました。
1番人気〔2・1・2・5〕
2番人気〔0・1・1・8〕
3番人気〔4・1・2・3〕
1番人気は複勝率ですら50%と信頼は置けない状況、2番人気に至っては連対すらままならない結果となっている。
人気別だけで見てみると、3番人気が最も信頼できる結果だ。
馬連平均配当は12849円と比較的高配当で、上位人気が潰れて波乱含みの展開が高配当を生み出している。
前走クラス
中山記念組〔2・1・1・9〕
香港カップ組〔2・0・1・1〕
東京新聞杯組〔0・1・4・7〕
ダービー卿CT組〔0・1・1・27〕
重賞組でもっとも好成績なのは中山記念組、データ数は少ないながらも検討しているのが前年の香港カップからの直行組となっている。
東京新聞杯組は優勝馬こそ輩出していないものの、複勝率は40%と健闘している。
出走頭数が最も多いダービー卿CT組は苦戦が強いられている模様。
好走実績
過去10年間で3着以内に入った30頭中26頭に1600m以上の重賞で馬券に絡む好成績を残している実績があった。
昨年、500万条件から3連勝を引っ提げて挑んだ2番人気の「ネオスターダム」が凡走するなど、重賞で好成績を収めていない馬には厳しい結果となっている。
ちなみに、好走実績のない馬が馬券に絡んだ4頭中3頭は六甲ステークス組と偏った結果となっている。
~社畜鳥の注目ポイント~
六甲ステークス組
過去10年間の六甲ステークス組の結果は以下のようになっている。
六甲ステークス組〔0・3・0・12〕
クラスはオープン特別だが、重賞と比較しても見劣りしない成績を収めている。
特に前走1・2番人気で連対していた馬は、本レースの連対率が60%を誇っている。
前走3番人気以下で連対していた馬は、掲示板にすら載らないと結果は歴然。
前走2番人気以内でかつ2着以内であれが迷わず買っていいだろう。
血統
ディープインパクト産駒の過去5年間の成績は以下のようになっている。
ディープインパクト産駒〔1・3・3・11〕
産駒別の成績で見てもかなりの好成績を収めている。
ダノンシャークは過去3回出走していずれも馬券に絡み、昨年まで3年連続出場となったフィエロもすべてに掲示板入りと健闘している。
一度好走した産駒は翌年以降も馬券に絡む可能性が高く、要チェックしておきたい。
切り捨て御免!
4番人気
人気のゆくえで2番人気の信頼度の低さは述べた通りだが、それ以上に信頼できないのが4番人気となっている。
過去10年で一度も馬券に絡めず、二桁順位も珍しくない。
人気順だけで判断するのはやぶさかではないが、こうも不振が続くと手を出し辛い。
ベテランのあの騎手
数々のレースを手中に収めてきた岩田騎手と池添騎手。
二人とも阪神競馬場開催時は活躍したが、京都競馬場に変更してからは結果が残せないでいる。
どちらも上位人気馬の当たらないのが主な要因だが、この傾向はいつまで続くのか・・・
軸馬・相手馬の狙い方
2012年に阪神競馬場から京都競馬場に開催場所が移されたが、過去5年間の3番人気は〔3・0・1・1〕と絶好調。
唯一着外となった15年は牝馬の参戦だったことを考慮すると、3番人気の牡馬なら積極的に軸馬にしても問題なさそうだ。
また、単勝人気3倍未満の1番人気の成績も〔2・1・1・2〕うち4着2回とこちらを軸にしてもよさそうだ。
対手馬には1600m以上の重賞で、馬券に絡む実績がある馬をチョイスしていきたい。
実績がなくても六甲ステークスで上位人気での勝利または連対していれば入れたいところ。
あと上記の「切り捨て御免」の該当馬は消して、点数をなるべく絞りたいところ。
2016年マイラーズカップのレース検証
実績が考慮されて1番人気となったフィエロ。
しかし、ミルコ・デムーロ騎手から鮫島騎手へと騎手変更もあり馬券にすら絡めず4着でのフィニッシュ・・・
もしデムーロ騎手だったら結果は変わっていたかもと思うと残念な結果だった。