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2017年10月14日府中牝馬ステークス(GⅡ)の過去の傾向とデータ
今回は、社畜鳥が北海道で羽を伸ばしている10月半ばに開催される府中牝馬ステークスの過去の傾向とデータをまとめました。
府中牝馬ステークスとは、東京競馬場で開催される芝1800mの3歳以上牝馬が出走する国際指定のレースとなっています。
なんとこのレース、過去10年間で1・2番人気が未勝利だが、あまり波乱の見られない特殊なレースとなっています。
人気のゆくえ
過去10年間の上位人気の成績をまとめると以下のようになりました。
1番人気〔0・4・2・4〕
2番人気〔0・1・3・6〕
3番人気〔5・1・0・4〕
過去10年間で1・2番人気は未勝利となっている。
単勝で魅力があるのは勝率50%の3番人気となっている。
連対率20頭中16頭が1~5番人気の上位人気が占めているが、馬連の平均配当は6753円と比較的高めの配当となっている。
過去10年間で馬連の配当が3桁になったことは一度もなく、万馬券回と買い方にも注意が必要だ。
前走クラス
過去10年間の主要ステップ別の成績をまとめると以下のようになりました。
クイーンステークス組〔3・3・1・23〕
関屋記念組〔0・2・2・1〕
府中牝馬ステークスでは夏を走ってきた馬が優勢で、特にクイーンステークス組は出走頭数から見ても好走例が多い。
関屋記念組は出走頭数は少ないが、連対率40%・複勝率80%とまずまずの成績。
春のGⅠ以来の出走となる馬はあまり成績を残せておらず、ヴィクトリアマイル組は〔1・0・1・9〕と勝利こそあるものの凡走がほとんど。
安田記念組は〔0・0・0・5〕と全滅している。
GⅠ組の中には1~3番人気が6頭含まれていてこの成績なので、期待はできないようだ。
血統
ディープインパクト産駒の成績は〔0・3・2・5〕と未勝利だが、ドナウブルーとスマートレイアーで5年連続馬券圏内と好調。
大きく外れることはないと思うが、1着軸としては期待できない。
昨年はマンハッタンカフェ産駒(クイーンズリング)が勝利したが、12~15年は非SS系が勝利している。
ただ、安易にSS系を軸に持ってくるのは危険か・・・
~社畜鳥の注目ポイント~
クイーンステークス組
クイーンステークス連対馬は7頭中4頭が二桁着順と不振で、着順自体はリンクしないようだ。
前走3着以下の組は、前走の4コーナー通過時に注目したい。
前走3着以下で、4コーナー通過順が6~10番手だった馬は〔2・2・1・2〕と好成績だ。
小回りで差し届かなかった馬が広い東京競馬場で本領発揮する例が多いようだ。
勝利の枠番
近年は外枠優勢の傾向が顕著に表れている。
10年以降の過去7年で区切ると、7枠〔4・0・1・9〕、8枠〔2・2・2・11〕となっており、ともに連対率20%オーバー。
過去7年で7・8枠が6勝、1~3枠が2着4回となっており、人気に関係なく『1着外枠→2着内枠』で網を張る馬券戦術も大いに有効だ。
斬り捨て御免!
前走中山競馬場
前走中山競馬場で出走していた馬の成績は〔0・0・0・19〕と壊滅状態。
京成杯オータムハンディキャップ、オールカマーなど牡馬相手の重賞組も10頭ほどいるが、成績は残せていない。
中山競馬場と東京競馬場で求められる走りが全く違うということの表れだろう。
6歳以上
年齢別の成績をまとめると以下のようになりました。
4歳馬〔5・3・4・43〕
5歳馬〔5・6・2・56〕
6歳馬以上〔0・1・2・29〕
4・5歳馬の他を寄せ付けない活躍が見て取れる。
一方、6歳以上の馬は過去10年どころか開催以来未勝利となっている。
軸馬・相手馬の狙い方
過去10年間で10万円以上の配当が4回あるが、2万円以下の配当も4回あり、波が激しいレースとなっている。
堅いか、荒れるかの判断は出走頭数を見てから決めたいところ。
10万円以上の配当の時は4回とも17頭以上の出走頭数となっている。
出走頭数が16頭以下の年は最高でも5万円台となっており、出走頭数からある程度の予想は立てられる。
直近の4回中3回が13頭立なので堅い結果になっているが、過去10年間で1・2番人気が勝利していないというのは肝に銘じておきたい。
堅いときは1着に3~5番人気、2・3着に1~5番人気のフォーメーションがベストな布陣だろう。
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